“実質無料”で勧誘 歯科矯正の治療費めぐり集団提訴 全国1400人以上が被害か｜TBS NEWS DIG
歯科矯正のモニターになれば報酬が支払われ、「治療費が実質的に無料になる」と勧誘されたのに報酬が支払われなかったとして、患者らが歯科クリニックなどを相手取り、総額2億円の賠償を求める集団訴訟を起こしました。
訴えを起こしたのは、東京を中心に全国に展開する歯科クリニックの患者153人です。
患者らは、歯科矯正の「モニター」としてSNSでの宣伝に協力することで報酬が支払われ、「治療費は実質無料になる」と勧誘を受け、150万円以上を支払いましたが、その後、報酬が支払われなくなったということです。
また、治療途中でクリニックが閉院して治療が受けられなくなり、かみ合わせが悪くなったり歯が抜けたりするなどした人もいるということで、運営会社に対し、総額2億円の損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こしました。
130万円の被害にあった原告
「口を開けた時に上あごが左にずれて、下あごが右にずれています。借金も残ったまま、健康被害も残り、どうしていいかわからない状態」
代理人弁護士によりますと、同様の被害を訴える人は全国に1400人以上いるとみられ、刑事告訴も検討しています。
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