逮捕の男「医師ら巻き込み自殺しようと」人質医師 心破裂で即死状態
埼玉県の住宅で散弾銃を持った男が立てこもり、人質の医師が死亡した事件で、男は「医師らを巻き込み自殺しようと考えた」と供述していることが分かりました。
この事件は27日、埼玉県ふじみ野市の無職・渡辺宏容疑者(66)が、医師の鈴木純一さん(44)を人質にし、自宅に立てこもったものです。渡辺容疑者は、鈴木さんを散弾銃で撃ち殺害した疑いで、29日朝、送検されました。
その後の捜査関係者への取材で、司法解剖の結果、鈴木さんの死因は至近距離から撃たれたことによる心破裂で、即死状態とみられることが分かりました。
渡辺容疑者は、「母が死んで、この先いいことがないと思い自殺しようと考えた」「自分一人でなく、先生やクリニックの人を殺そうと考えていた」と供述しているということです。鈴木さんは、事件前日に、渡辺容疑者の母親の死亡確認を行っていました。
鈴木さんの在宅クリニックの前では29日も、鈴木さんが担当していた患者の家族などが献花に訪れていました。(29日17:20)
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