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【来年度の年金額】3年ぶり引き上げも…実質“目減り”
来年度の年金額が3年ぶりに引き上げられます。ただ、現役世代の負担が増えることを抑える仕組みが使われ、年金額は実質的には、目減りとなります。
厚生労働省は、来年度の68歳以上の年金の支給額について、今年度より1.9%引き上げ、67歳以下は2.2%引き上げると発表しました。新たに年金をもらい始める高齢者の場合、国民年金では月に1434円増えて6万6250円、厚生年金では、夫婦2人分のモデル世帯で月に4889円増えて22万4482円となります。
年金の支給額は、年度ごとに物価や賃金の増減にあわせて改定され、引き上げは3年ぶりです。
ただ、現役世代の負担が増えるのを抑えるために支給額の伸びを抑える仕組み、いわゆる「マクロ経済スライド」が発動され、支給額の伸びが物価や賃金の上昇分に追いつかず、実質的には目減りすることになります。
年金受給者「足りないですね」「困りますよね」
年金受給者(70代)「多ければ多いほど良いけど、どうなんだろうな。若い方に負担が行くような気がしないでもない」
新しい年金額は、4月と5月分について今年6月から支給されます。
(2023年1月20日放送「news every.」より)
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