ウクライナに日本の「地雷発見技術」提供 “ロシア軍の地雷汚染”国土の約4分の1に(2023年1月20日)

ウクライナに日本の「地雷発見技術」提供 “ロシア軍の地雷汚染”国土の約4分の1に(2023年1月20日)

ウクライナに日本の「地雷発見技術」提供 “ロシア軍の地雷汚染”国土の約4分の1に(2023年1月20日)

 ロシア軍がウクライナに残した地雷の処理を支援するため、ウクライナ当局者を対象に日本の地雷発見技術などを学ぶ研修会がカンボジアで開かれました。

 研修にはウクライナの地雷除去に携わる機関の担当者ら8人が参加し、カンボジア西部にある実際の地雷原で地雷発見や処理の様子を視察しました。

 カンボジアで使われている探知機の一部は日本で開発されたものが使われていて、今回の研修では、その詳しい使い方などの指導も行われました。

 研修参加者:「地中レーダー機器による地雷除去やその操作方法、どれも興味深かった。ロシアの地雷による汚染から我々の領土を守るのに非常に役立ちます」

 ウクライナ当局によりますと、ロシア軍による地雷や不発弾などで国土のおよそ4分の1が汚染されているとしていて、市民の生活再建の大きな支障となっています。

 今回のプロジェクトを通して日本製の地雷探知機4台がウクライナ側に供与される予定で、春以降には隣国ポーランドでの追加の研修も開かれる予定です。
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