【独自入手】任意同行“直前”映像「抵抗はなかった」福岡“ストーカー殺人”事件(2023年1月19日)

【独自入手】任意同行“直前”映像「抵抗はなかった」福岡“ストーカー殺人”事件(2023年1月19日)

【独自入手】任意同行“直前”映像「抵抗はなかった」福岡“ストーカー殺人”事件(2023年1月19日)

福岡市の博多駅前で16日、元交際相手の川野美樹さん(当時38)を殺害したとして逮捕された、寺内進容疑者(31)が、任意同行を求められた際、変装をしていたことが新たに分かりました。

番組が独自に入手した映像には、フードをかぶって歩く、寺内容疑者とみられる人物。その後ろには、距離を空けて追いかける、複数の捜査員とみられる姿が映っています。

捜査関係者によりますと、事件から2日経った18日の早朝、寺内容疑者を知る人物から「中洲で見かけた」という目撃情報が寄せられました。

寺内容疑者を発見したのは、顔写真や外見的特徴を記憶して、雑踏の中で容疑者を見つける、見当たり捜査員でした。この時、寺内容疑者は、伊達メガネをかけていました。

目撃した人:「(Q.何人の捜査員が囲んでいた?)だいたい10名程度だったと思う。(Q.音などは聞こえたか?)全然なくて、静かな状況だった。(Q.寺内容疑者はあそこにいたのか?)取り囲まれて、真ん中にひざまずいているのか、正座か分からないが、そういう状況が見えた。(Q.抵抗することなく?)全くなかった」

捜査員は、周囲から見えないように、男を囲んでいたといいます。

寺内進容疑者は、警察の調べに対して容疑を認めています。

現場近くの防犯カメラに映っていた、川野さんと寺内容疑者だとみられる2人。犯行後、立ち去る男の姿も映っていました。別の防犯カメラには、寺内容疑者とみられる男が走って逃げる姿も…。

川野さんは、警察にストーカー被害を相談。警察は、緊急通報装置を貸し出し、自宅周辺をパトロールするなどしていました。

寺内容疑者は、どんな人物なのでしょうか。

寺内容疑者が働く飲食店店長:「営業中の態度は普通。“ストーカー”の時(去年11月)精神的に浮き沈みがあった場面があった。別れる話があって、その時はさみしくしていた。(Q.その後の変化は?)変化はない。その後、吹っ切れたみたいで、仕事はちゃんとやっていた」

関係者によりますと、中洲で働きだしたのは1年ほど前。その後、系列店の紹介で、去年4月から、この店に移りました。最後の出勤は事件の2日前、今月14日だったといいます。

寺内容疑者が働く飲食店店長:「(Q.その時の勤務態度は?)全然普通ですよ。全然普通にやっていました。(Q.16日の段階で警察から連絡が来た?)そうですね。来ましたね。午後8時くらいだと思う。(Q.寺内容疑者に連絡はした?)一応、携帯には電話しましたよ。(Q.当然出ない?)出ないですよね。ショックですよね。どっちも知っているので。川野さんもお客さんだったから、当然知ってるので」

系列の店でアルバイトをしていたという川野さん。この店には、友達と、客として来ていたということです。

寺内容疑者が働く飲食店店長:「(Q.川野さんと寺内容疑者の出会いは?)そこですね。分からないですね。“ストーカー事件”が起きて、その時に知ったんですよ。(寺内容疑者と川野さんが)付き合ってるのを」

警察によりますと、去年10月、川野さんは警察に相談。その日に、寺内容疑者に対し、警察署で警告しています。寺内容疑者は素直に応じたといいますが、こんなメールを送っています。

寺内進容疑者:「自分としては別れていない。怒った。許さんぞ」

11月には、川野さんの職場に来たり、何度も電話するなどしてきた寺内容疑者。そのため、警察は緊急の禁止命令を出しました。

今年に入り、川野さんに状態を確認したところ、特に異常はなかったということです。

寺内容疑者と長年、親交があった人は…。

寺内容疑者を知る人:「連絡とったのは1年ちょっと前。会ったのは結構前で、4年前とか。ダメな部分も結構多かった。金・女性関係とか、あまりよくなかったが、周りには好かれるタイプではあった」

中洲で働きだしたという1年ほど前、恋愛の相談をされたといいます。

寺内容疑者を知る人:「(相談された)この時に、川野さんと付き合っていたのか、別れていたか分からないが、女性関係はあまりうまくいってないと言ってました。電話でやり取りしてました。優しく、友達を大事にする子だったが、別れたり、別れようと言われると『別れようと言われたけどどうしよう…』みたいに言って泣いたりします」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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