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“グリーンGDP”を政府が検討 「反省から生まれた・・・経済成長に環境加味」元官僚が語る(2022年1月28日)
テレビ朝日は「未来をここからプロジェクト」の一環で持続可能な社会を目指すSDGs企画をお伝えします。
28日のテーマは「気候変動に具体的な対策を」です。
政府は今、「グリーンGDP」という新たな経済指標の導入を検討しています。これは、社会をどう変えていくんでしょうか。
元環境省審議官・深見正仁氏:「経済は成長する。だけども、環境は悪くなっている。それっていいの?という反省があって」
「GDP=国内総生産」。これは、その国の経済成長を表す指標です。
この「GDP」とは別に、今、日本で新たに検討されているのが「グリーンGDP」。環境にどれだけ配慮をした経済成長なのかを示す、新しい経済指標です。
環境省出身で導入に向けた研究に携わる深見正仁氏に、その狙いについて聞きました。
元環境省審議官、ミネベアミツミ株式会社・深見正仁氏:「汚染がたくさん出た経済成長は、調整して低く計算する。汚染を削減する努力の部分を経済成長にオン(上乗せ)する。環境まで加味した成長率を見せ、去年の経済活動の善しあしを評価ができる」
ただ、この導入については、経済成長と環境評価を一体で考えるべきではないと冷ややかな見方も政府内にあります。
経済産業省関係者:「企業のモチベーションを上げるためにそういうやり方もあるかもしれないけれど、議論はそこまで盛り上がっていない」
深見氏は、汚染削減コストを正確に数値化することの難しさも課題だと指摘します。ただ、そのうえで。
元環境省審議官、ミネベアミツミ株式会社・深見正仁氏:「本当の人間の幸福であるとか、地球の持続可能性といった時に、やっぱり前提は環境じゃないかというのが私の立場。決して、成長依存する必要はないんじゃないかという意見もあります。そういう意見にも、ちゃんと耳を傾けていく必要はあるだろう」
この「グリーンGDP」。まだ、なじみの薄い概念ですが、24日の衆議院予算委員会でも議論となっていました。
導入について問われた山際大臣は「国際社会の流れを受けて、できれば今年度内に暫定的な推計を出したい」と答弁しました。
ただ、内閣府関係者によりますと、導入するかどうかは別問題としていて、まだ決まっていないそうです。
今後、日本がどのような指標を重視して豊かさを見ていくことになるのか注目です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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