「息子が罪に問われると困る」出廷の母親が証言拒否(2023年1月16日)

「息子が罪に問われると困る」出廷の母親が証言拒否(2023年1月16日)

「息子が罪に問われると困る」出廷の母親が証言拒否(2023年1月16日)

 難病のALS患者への嘱託殺人の罪にも問われている元医師が、父親を殺害した罪についての裁判員裁判で、証人として出廷した元医師の母親が証言を拒否しました。

 元医師の山本直樹被告(45)は2011年、父親の靖さん(当時77歳)を何らかの方法で殺害した罪に問われています。

 この事件では、山本被告の母親・淳子被告(78)、医師の大久保愉一被告(44)が共謀したとされています。

 16日の裁判では淳子被告が証人として出廷し、検察側の質問に対して「直樹が罪に問われると困りますので、証言を拒否致します」と述べました。

 山本被告は初公判で起訴内容を否認し、弁護側は「大久保被告が単独で殺害した」と無罪を主張しています。
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