【女児に“熱湯”】母親逮捕 大阪では5か月の息子“かみつき”「重体」父親逮捕
神奈川県の自宅で3歳の長女に熱湯をかけ、大やけどをさせた疑いで25歳の女が逮捕されました。一方、大阪府では、生後5か月の二男を暴行を加え、意識不明の重体にさせたとして26歳の男を逮捕。なぜ、虐待事件が後を絶たないのか、専門家に聞きました。
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4年前、横浜市の自宅で3歳だった長女に熱湯をかけ、背中などに大やけどをさせた疑いで、飲食店従業員の橋本佳歩容疑者(25)が11日、逮捕されました。
橋本容疑者は、やけどした長女に食品用のラップをまくなどして病院に連れて行かず、自宅に放置するなどした保護責任者遺棄の罪で、執行猶予付きの有罪判決を受けていました。
近所の人によると、現在は子どもと離れて埼玉県で暮らしていたといいます。橋本容疑者が住んでいた埼玉・川口市のアパートの大家に11日夜、話を聞くことができました。
アパートの大家
「『自分1人で住む部屋を借りたい』ということで。明るくて、今どきのお嬢さん」
――子どもがいたことは?
アパートの大家
「まったく知らなかったです」
4年前、裁判で“今後について”問われた際には「子どものことを一番に考えてあげられるお母さんになりたいと思っています」と述べ、“3人の子どもを引き取りたい”としていました。
その裁判の中で、長女のやけどについては「私が家事をしている時に1人でお風呂に入れてしまって、やけどをしてしまいました」と、やけどには直接は関わっていない旨の証言をしていましたが、警察は今回、熱湯をかけ、やけどをさせた傷害の疑いで逮捕したのです。
傷害での逮捕について、橋本容疑者は「やっていません」と容疑を否認しているということです。
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一方、大阪府では、実の息子に対する虐待事件で26歳の父親が逮捕されました。
職業不詳の荒田佑大容疑者(26)は2021年12月、大阪・泉大津市の当時の自宅で生後5か月の二男に暴行をして、意識不明の重体にさせた疑いなどが持たれています。
警察によると、荒田容疑者は生後5か月だった二男の額にかみついたほか、頭に何らかの強い衝撃を与える暴行を加えたとされています。心肺停止で病院に運ばれた二男は今も入院していて、意識回復の見込みがない状態だということです。
逮捕前、荒田容疑者は警察に対し「心臓マッサージをする時、二男を慌てて床におろし、頭をぶつけた」と話していました。しかし、この1週間後には「ミルクを飲ませた時、おでこを甘がみした」と説明を変えていました。逮捕後は「すべて黙秘で」としています。
荒田容疑者は、長男にもかみつき、ケガをさせたなどとしてすでに起訴されていて、警察は日常的な虐待があったとみて調べています。
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なぜ我が子に対し虐待をしてしまうのか、専門家に聞きました。
児童虐待防止機構オレンジCAPO 島田妙子理事長
「目の前にいる、当たりやすい反抗もできないような子どもに当たってしまうことになる。“ここまでやったらどうなるか”という想像力とか、欠落してしまうんじゃないかなって…たくさんの方を見ていて思います」
――私たちにできることは
児童虐待防止機構オレンジCAPO 島田妙子理事長
「“虐待かな”って思った時に、相談できるところはどこなんだろう、電話番号はどこなんだろうと知っていただいて、子どもがいるとかいないとか関係なく、虐待問題に関心を持ってほしい」
【児童相談所虐待対応ダイヤル】
189(いち・はや・く)
(2023年1月11日放送「news zero」より)
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