東京23区 消費者物価指数“4%上昇” 40年ぶり…スーパーも消費者も“様々な工夫”(2023年1月11日)

東京23区 消費者物価指数“4%上昇” 40年ぶり…スーパーも消費者も“様々な工夫”(2023年1月11日)

東京23区 消費者物価指数“4%上昇” 40年ぶり…スーパーも消費者も“様々な工夫”(2023年1月11日)

 東京23区の先月の消費者物価指数が、およそ40年ぶりの高い上昇幅となりました。生活に直結するガス代や電気代、食料品の値上がりが大きく影響しました。

■おととしは“横ばい”…去年は“右肩上がり”

 総務省が10日に発表した、東京23区の先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて4.0%上昇しました。1982年4月以来、40年8カ月ぶりの高い水準です。

 消費者物価指数はおととし、ほぼ横ばいで推移していましたが、去年は右肩上がりで上昇していることが分かります。

 上昇率が高かったのは、ガス代の36.2%、電気代の26.0%といったエネルギー価格に加え、値上げが相次いだ食料品の7.5%などです。

■レタス「倍」に…物価上昇に対する工夫も

 物価上昇をどう受け止めているのか、都内のスーパーで聞きました。

 スーパーイズミ・五味衛社長:「油とか小麦粉とか、そういうものが非常に高くて。思った値段で売れないので、ちょっと厳しい」

 今の時期、特に値上がりしているものの1つが、「レタス」だといいます。

 五味社長:「例年、198円くらいで売っていた。きのうでいえば倍ですよ。約400円で売っていましたから」

 このスーパーでは、利益が薄くなることを覚悟で様々な工夫をしているといいます。

 五味社長:「キュウリは3本で売っていたけれど、1本売りになったり。トマトも3個ずつパックして、200円以上になるよりもバラで売ったり」

■物価上昇に…街の人はどう“生活防衛”?

 一方、物価上昇について消費者に話を聞きました。

 街の人:「食費もそうだし、光熱費もそうだし、上がってるなってすごく感じます」「(Q.値上げ嫌?)値上げ嫌」

 物価上昇に対して、どんな自己防衛策をとっているのでしょうか?

 街の人:「毎日食べるお米は、今までちょっといいものをランクを下げて。いいお米と安いお米を混ぜるとかね」「私はゴルフが趣味なんですけど。2週間に1回行っていたのを、2カ月、3カ月に1回のペースで行くようにはなった」「とりあえず、給料を上げて頂きたい」

(「グッド!モーニング」2023年1月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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