赤ちゃんの「もぞもぞ」は歩行への準備か 最新研究で迫る(2023年1月10日)
生後間もない赤ちゃんが手足をモゾモゾとさせるのは、歩く動きにつながる動作であることが分かりました。
赤ちゃんは意識的ではなくても自発的に手足を動かすことがあります。
この動作が将来の歩行運動などにつながっていることが東京大学の金沢星慶特任助教と國吉康夫教授らの研究によって分かりました。
実験では新生児と乳児、合わせて22人の手足にモーションセンサーを取り付け、筋肉と感覚の間を流れる情報などについて解析しました。
その結果、赤ちゃんは成長するにつれて反射的な動きから意思に基づく動きができるよう発達し、発達に伴う行動の変化は好奇心や探索に基づく可能性があることが分かりました。
赤ちゃんは、これまで考えられてきたより早くから「意識せず複雑な運動を自由に行う」準備をしているかもしれないということです。
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