なぜ中部空港に?「爆弾が仕掛けられた」ジェットスター機が緊急着陸 元機長が分析(2023年1月7日)

なぜ中部空港に?「爆弾が仕掛けられた」ジェットスター機が緊急着陸 元機長が分析(2023年1月7日)

なぜ中部空港に?「爆弾が仕掛けられた」ジェットスター機が緊急着陸 元機長が分析(2023年1月7日)

 7日朝、成田から福岡に向かっていたジェットスター・ジャパンの航空機に爆破予告があり、愛知県の中部空港に緊急着陸しました。滑走路が一時閉鎖され、3連休初日で混み合っていた空港は大混乱となりました。

 7日朝、愛知県の中部空港にジェットスター・ジャパンの航空機が緊急着陸しました。ジェットスターによりますと、緊急着陸したのは、午前6時5分成田発の福岡行きGK501便で、爆破予告を受けたといいます。

 この便の乗客が当時の「機内の様子」を語りました。

 福岡に帰省予定だった乗客(27):「アナウンスが入って『爆弾が仕掛けられた』ということで緊急脱出を行いますみたいな。『え、怖いな』って普通に思いました。始発便で寝ている人が大半だったので皆パッと起きて『どういうこと?』みたいな感じでキョロキョロしている人が多くて、とりあえず指示の通りに『脱出シューター』で脱出していったという感じ」

 機体から脱出用のシューターを使い、滑走路上に避難している乗客の様子が確認できます。この機体には、乗客136人と乗員6人が乗っていて、脱出する際に乗客5人が軽いけがをしました。

 中部空港は滑走路を一時閉鎖。機体や荷物などに爆発物がないかなど調べていました。航空機の離着陸も一時見合わせ、3連休初日の空港内は混乱していました。正午すぎの中部空港では、再開を待つ人たちが列を作って並んでいます。

 宮古島への観光客:「全部?まじか行けないの。成人になるんで、それもかねて行くんですけどダメなんですか…」

 国内線の出発便と到着便合わせて61便が欠航するなどの影響が出ましたが、機体には爆発物がないことが確認され、閉鎖された滑走路は現在、再開されています。

 警察によりますと、爆破予告は午前6時18分ごろ、成田空港のインフォメーションセンターに年齢性別不詳者から外国語で「GK501便に爆弾を仕掛ける」とあったと言います。

 しかし、航空機の運行状況を記録するフライトレーダーで緊急着陸した501便の動きを確認してみると、成田空港を飛び立ったのは爆破予告電話があってからおよそ9分後の午前6時27分ごろです。そして、爆破予告の電話から1時間後の午前7時18分ごろ、501便は愛知県を過ぎた辺りで急旋回をしていました。その後、午前7時40分ごろ、中部空港に緊急着陸しています。離陸は止めることはできなかったのでしょうか。

 日本ヒューマンファクター研究所・元日本航空機長、塚原利夫さん:「国土交通省航空局に連絡が入れば管制塔を通じて、あるいは会社の無線を通じて、離陸を差し止めることはできたかと思いますが、成田空港のインフォメーションセンターだといくつかのプロセスを通って、現場にその情報が伝わりますのでその間では対応できないだろうと考えられる」

 中部空港に緊急着陸した理由については…。

 日本ヒューマンファクター研究所・元日本航空機長、塚原利夫さん:「例えば名古屋の県営空港ですと、周りには家屋や工場があります。また、大阪の伊丹空港に行ってしまえばご存じの通り、街の中に空港があります。最悪の事態を想定した場合に、なるべく障害物がない、二次災害を与えない、被害を与えないような空港を選ぶとなればセントレア(中部空港)はうってつけだったのでは」

 警察は、威力業務妨害の疑いも視野に入れて捜査しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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