“一番マグロ”3604万円!…212kg釣った漁師 “7回目獲得”の偉業 コツは?「ない」(2023年1月5日)

“一番マグロ”3604万円!…212kg釣った漁師 “7回目獲得”の偉業 コツは?「ない」(2023年1月5日)

“一番マグロ”3604万円!…212kg釣った漁師 “7回目獲得”の偉業 コツは?「ない」(2023年1月5日)

 5日朝、東京・豊洲市場でマグロの初競りが行われた。去年とおととしはコロナ禍でご祝儀価格も抑え気味だったが、今年はいくらで競り落とされたのか?

■注目は“一番マグロ” “マグロ大王”の姿も

 豊洲市場、午前5時すぎ、鐘の音を合図に新春恒例のマグロの初競りが始まった。威勢の良い声とともに、全国各地から集まったマグロが次々と競り落とされていく。

 中でも注目は、初物として最も高値で競り落とされる“一番マグロ”だ。会場には“マグロ大王”の異名を持つ、この人の姿もありました。

 「すしざんまい」を展開・木村清社長:「今年はいっぱいマグロがあるみたいですから、たらふく各店で食べて頂けるように準備します」

■大間漁港から“53本” クロマグロ出荷

 そして、一番マグロの獲得に期待を寄せるのは、豊洲だけではない。最高ブランドとの評判も高い、青森県の「大間マグロ」。11年連続で一番マグロを獲得していて、命がけで取った漁師たちも、力が入っていた。

 漁師・南芳和さん:「(年末年始は)結構、しけが続いていて、それでも何日か出らさったんだけど、出らさった時が結構(漁獲)量あったりしてさ。皆、良かったんじゃないの」「(Q.並んでいる箱の数は、過去最高だと思うんですけど?)最高だの。ここで一番取るって、結構ハードル高いんじゃねぇ」

 4日、大間漁港からは、200キロクラス9本を含む53本のクロマグロが、豊洲市場に向け出荷された。果たして、12年連続で一番マグロ獲得なるか?そして、いくらで競り落とされるのか?

■去年から“2000万円”上回り…3604万円!

 見事、212キロの大間マグロが1キロあたり17万円になる3604万円で落札され、一番マグロを獲得!去年の最高値1688万円を2000万円近く上回った。

 競り落としたのは、3年連続で、都内ですし店などを経営する「オノデラグループ」と、水産仲介業者の「やま幸」だ。

■7回目獲得の偉業「ただ一生懸命やっている」

 この212キロのマグロを釣り上げ、7回目の一番マグロ獲得という偉業を成し遂げた漁師の竹内正弘さん(71)に話を聞くことができた。

 竹内さん:「(Q.今の率直な気持ちは?)そりゃうれしいですよ。去年、おととしは(最高値が)いまいちだったから、びっくりしました。高かったね。(最近は)マグロは結構、増えているような気がするけどね。ただ、大間に来ないだけでね。大間の海はちょっと少ないだけでね」「(Q.ウクライナの問題で燃料費が上がっているが?)それを気にしてたら、何にも仕事できないもの。気にしないようにして」「(Q.“一番マグロ”の漁のコツは?)そんなものはない。ただ一生懸命やっているだけの話ですよ」

■聞いた話だと…「例年と違う競り相手いた」

 これまでのマグロの初競りの価格どういったものだったか。2019年は「すしざんまい」で有名な「つきじ喜代村」が競り落として、史上最高額の3億3360万円となった。

 そして、コロナ禍の去年とおととしは都内で寿司店などを経営するオノデラグループと水産仲卸業者のやま幸が競り落としたが、その最高値は大きく下がった。

 そして、5日朝に行われた今年の初競りが注目された。青森県大間産の212キロのクロマグロが3604万円で競り落とされた。1キロ当たり17万円ということになる。

 3年連続でオノデラグループとやま幸が競り落とした。去年の1688万円を2000万円近く上回ったことについて、落札したオノデラグループの坂上暁史世界統括総料理長は、「コロナ禍で沈んでいた時期が続いたので、完全復活とまではいかないが、少しずつ復活の兆しが見えた」と話していた。

 初競り会場にはいなかったが、「聞いた話だと例年とは違う競り相手がいて、三つどもえの戦いになった。我々の想定内の金額だったので、問題はなかったが、今までとは違う流れが来ていると思う」と話していた。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年1月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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