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国防省「ドネツクでロシア兵89人死亡」動揺広がるロシア“異例”の発表(2023年1月4日)
ウクライナでは、年明け直後からウクライナ、ロシア双方の攻撃が続いています。
1日午前0時過ぎ、ヘルソン州では、小児科の病院にミサイル7発が撃ち込まれました。死傷者は出ませんでしたが、ここにいた17人の子どもたちにとって、最悪の年越しです。
看護師:「爆風で窓ガラスが吹っ飛び、子どもたちを連れて裸足で逃げました」
医師:「ロシアでは、こんなむごい攻撃で子どもたちの新年を祝うのでしょうか」
新年早々、攻撃を受けたのはロシア軍も同じです。東部の最前線・ドネツク州で、ロシア兵数百人が詰めていた臨時宿舎が破壊されました。攻撃があったのは、ロシアで年が明けてから、わずか1分後のこと。
ロシア国防省の会見:「モスクワ時間の1月1日0時1分、ウクライナ軍のハイマース6基により、マキイウカにあるロシア軍臨時基地が攻撃を受けた。兵士の死者数は89人に上り、部隊副令官である中佐も死亡した」
1度の攻撃で、数十人規模の人的被害が出ていることをロシア軍が公表することは異例のことです。ロシア軍の内情に変化が起きているのでしょうか。そう感じさせるような異例の発表が、もう1つあります。
ロシア国防省の会見「今回、原因となったのは、敵兵器の射程範囲内では携帯電話が使用禁止にもかかわらず、隊員が携帯電話を持ち込んで、大量に使用したことだ。このため、敵は兵士の位置を特定し、ミサイルで攻撃するための座標を割り出すことができた」
兵士たちが家族に贈った新年を祝う大量のメールが敵に傍受され、宿舎攻撃につながったというのです。ロシアの独立系メディアによりますと、駐屯していたのは動員兵だったそうです。
なぜロシア軍は、このような発表をしたのでしょうか。国内で、こんな批判が公然と上がっているからかもしれません。
ロシア・ミロノフ元上院議長:「無防備な建物に軍隊を集め、地域の適切なセキュリティーレベルを確保できなかった上層部全員が悪いのである。諜報活動も防空体制もずさんなものだった。この負けられない戦いに勝つためには、時代遅れのアプローチを変え、過去の幻想を捨てなければならない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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