年末年始のコロナ往診の現場『1年前より医療ひっ迫を感じる』…制度整備を願う医師(2023年1月4日)

年末年始のコロナ往診の現場『1年前より医療ひっ迫を感じる』…制度整備を願う医師(2023年1月4日)

年末年始のコロナ往診の現場『1年前より医療ひっ迫を感じる』…制度整備を願う医師(2023年1月4日)

3年ぶりに行動制限がない年末年始。新型コロナウイルスの感染拡大で医療現場は対応に追われていました。

 去年の大晦日に撮影された映像。84歳の男性は新型コロナで苦しんでいました。往診を行った葛西医院の小林正宜院長は、この男性が自宅で療養するのは困難と判断して、入院の手配をしました。

 この年末年始、小林院長は大阪市の保健所などから1日約20件~30件の往診要請を受けました。1年前よりも医療のひっ迫を感じたと話します。

 (葛西医院・院長/KISA2隊大阪・隊長 小林正宜医師)
 「このお正月はかなりの人数の感染者の方がいらっしゃる。症状がかなり重い患者さんばかり、我々のところに往診の依頼がきます」

 大阪府は去年12月26日、感染状況を示す独自基準で非常事態を示す「赤信号」を点灯。病床使用率は1月4日も56.7%と高止まりしています。さらに大阪府内はインフルエンザの流行シーズンにも入っていて、コロナとの同時流行も懸念されています。

 小林院長は1月3日も要請を受けて患者の自宅へ。基礎疾患がある45歳の女性で、肺炎の可能性があるといいます。

 (小林院長)「年末年始は薬局とか開いていない」
   (患者)「私はずっと肺炎だと思っているから。入院するとまた(会社を)休まないといけない」

 診断の結果、女性の症状は落ち着いていて、飲食も出来ていることから、経過観察となりました。小林院長は、今年はより多くの医師がコロナ患者を診察できるよう、制度が整えばと願っています。

 (葛西医院・院長/KISA2隊大阪・隊長 小林正宜医師)
 「医療体制を整えていく、そうすることによってウィズコロナが実現できて、普通の医療が提供できるような、そういう世の中になってほしいなというふうに思っています」

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