“子どもに毎月5千円”都の関係者も初耳? 岸田総理は仕事始めで伊勢神宮参拝(2023年1月4日)
多くの企業が「仕事始め」を迎えた4日、都内の神社は商売繁盛を願う多くの参拝客でにぎわいました。各地で新年のあいさつが行われるなか、東京都の小池知事は都内の0歳から18歳までの子どもに月5000円程度を給付する考えを表明しました。
正月三が日を終え、動き始めた日本社会。多くの企業が仕事始めとなった4日、商売繁盛の神様で知られる神社は大勢の参拝客であふれかえりました。
うさぎ年の相場の格言は「跳ねる」。取引初日は厳しい滑り出しとなりましたが、日本経済はピョンと一歩、前進できるのか。新型コロナウイルスを巡る状況が変わるなか、今年はどこまで平時の日本に戻れるのか。
京都市の下鴨神社で行われたのは「蹴鞠(けまり)初め」です。新春の神事として奉納されました。
各地で初競りも始まりました。袋の中で指を握って値段を決める「袋競り」で次々と競り落とされたのはトラフグです。
ズラリと並ぶマグロ、マグロ、マグロ…。その数およそ4000本。和歌山県の勝浦漁港では年末年始を返上して操業していたマグロ漁船から4日朝、およそ60トンのマグロが水揚げされ、初市が行われた一方…。青森県の大間漁港からは5日、東京の豊洲市場で行われる初競りに向けて大間マグロが出荷されました。
出荷された中には260キロを超える大物もあり、5日の初競りでの最高値に期待を寄せています。
4日から仕事始めの岸田総理大臣。13日にアメリカのバイデン大統領と会談することが決まるなど、今年は国内外で正念場を迎えます。
岸田総理大臣:「今年は賃上げ、投資促進、子育て支援強化に全力で取り組みます」
重点政策として挙げたのは「日本経済の再生」と「異次元の少子化対策」です。特に全国の年間出生数が過去最少の80万人を割り込む見通しとなるなか、少子化対策は急務です。
岸田総理大臣:「子どもファーストの経済社会をつくり上げ、出生率を反転させなければなりません」
実はこの数時間前…。
東京都・小池知事:「チルドレンファーストの社会の実現に向けて、さらなる取り組みを進めています」
東京都の小池知事は少子化対策として0歳から18歳の都内の子どもに月5000円程度を給付する考えを表明。
東京都・小池知事:「国の来年度予算案では直ちに少子化から脱却して反転攻勢に出るぞという勢いにはなっていません」
都の職員や関係者からは「4日の会見で知った」「4月の統一地方選挙で戦う材料の一つ」などの声も出ている5000円給付ですが、所得制限は設けず、2023年度からの支給を目指す方針です。
一方、新しい年を迎えて以降、各地で急増しているのは積雪量。青森県酸ケ湯では最深積雪が3日からおよそ18センチ増加し、今季一番となる235センチを観測しました。
去年11月29日から地元の人が撮影した酸ケ湯温泉の画像。先月に入ったころから一面雪景色となり、その後も積雪と除雪が繰り返されながら、建物も道路もすっかり雪に覆われていく様が見て取れます。先月上旬に訪れた時と比べると、温泉旅館の横には除いた雪が積もり、見えていたトイレはすっかり雪に隠れました。絶え間なく降る雪と、マイナス10℃に達した気温…。
温泉の従業員:「たまたま凍っている所にタイヤがあったから、それで出なかったんだと思いますね。ここ2、3日寒いからどうしようもないですね」
2メートルを超える積雪は日々の暮らしに思わぬ困難を招きます。この日、温泉施設の従業員は、除雪する場所に向かうために、道を除雪しながら進みます。慣れていないと…。音声スタッフとカメラマンが雪に足を取られました。
雪にまみれながらの撮影。そして除雪によって表れたのは「イグル―」という、雪のブロックでできたかまくら。先月25日に作った時はブロックもしっかり見えていましたが、大雪ですっかり雪に埋もれていました。
冬型の気圧配置が強まった4日、日本海側では広く雪が降り、この3日間で降った雪の量は各地で100センチを超えています。そのため、酸ケ湯以外でも今シーズン初めて積雪が2メートルを超えた地域も表れました。
新潟県では山沿いを中心に大雪が続き、魚沼市では最も深い時で積雪が215センチに達しました。最も積もったのは肘折温泉で有名な山形県大蔵村。249センチを観測し、全国一の積雪となりました。
また、山形県では大井沢でも積雪が2メートルを超えています。
一方、太平洋側でも東海地方などでこれから5日にかけて雪が降る恐れがあり、運転などに注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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