【山形・鶴岡市の土砂崩れ】男女2人の死亡確認 住宅から救出の男性「もう少し遅かったら…」

【山形・鶴岡市の土砂崩れ】男女2人の死亡確認 住宅から救出の男性「もう少し遅かったら…」

【山形・鶴岡市の土砂崩れ】男女2人の死亡確認 住宅から救出の男性「もう少し遅かったら…」

先月31日に山形・鶴岡市で発生した土砂崩れ。2日、土砂の中から男女2人が発見され、その後、死亡が確認されました。現場では80代の男性と70代の妻が行方不明となっています。発生当日、住宅の中から救出された男女もいました。現場で救助された男性が、私たちの取材に応じました。

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土砂災害現場から救出された男性は、土砂崩れが発生した当時について、その驚きを話してくれました。

救出された男性
「自分が寝静まった頃、ゴーって音がして、バリバリーっときて…ベッドの上に木材というか、(頭を)かすって『ん? なんだ!?』って」
「全然、(ベッドから)出られなかった、自分も。先生から『(救助が)もう少し遅かったら、心停止になっていた』って」

山形・鶴岡市で住宅の裏山が崩れたのは先月31日、大みそかの未明のことでした。「家が倒れている」との通報があったといいます。幅約100メートル、高さ20~30メートルにわたって裏山が崩落。住宅など約10棟が巻き込まれました。

崩れた場所では赤い土がむき出しになり、土砂で家が押しつぶされていました。

近隣住民(先月31日)
「この辺は一帯、土砂崩れの警戒区域になっているはず…。(人が)住んでいたはずなので、そこが心配だな」

土砂災害警戒区域に指定された場所で起きた土砂崩れ。発生から2日以上がたち、雪が降った2日、土砂の中から男女2人が発見され、その後、死亡が確認されました。現場では80代の男性と70代の妻が行方不明となっていて、警察は遺体がこの2人とみて、DNA型鑑定を行うなど身元の確認を急ぐとしています。

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一方、土砂崩れの発生当日、70代男性と60代女性が住宅の中から救出されました。救出された男性は行方不明となっている夫婦の隣の家に住んでいて、夫婦に声をかけたといいます。

救出された男性
「あちこち隙間だらけだったから聞こえるなって思って、(ベッドから)怒鳴ったんですよ、(名前を)呼んで。でも、応答がなかったんですよね」

その怒鳴り声を聞きつけた人が通報したことで、男性は救助されたといいます。

救出された男性
「はしごをかけてもらって、そこを下りた時にはすぐそこに地面があった。『え?』って、うち2階なのに…『え、ここ、どこ?』って感じ」

現場周辺では4日現在も、7世帯19人に避難指示が出されています。山形県と鶴岡市は5日、土砂崩れがなぜ起きたのか、現地調査を行う方針です。
(2023年1月4日放送「news every.」より)

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