各地でインフラ復旧作業 「灯油は死活問題」孤立解消も…発電機で携帯充電(2022年12月25日)
クリスマス寒波による、全国的な大雪。各地でインフラの復旧作業に追われています。倒れた木々が、電線に接触するなどの影響で、3600戸が停電していた新潟県村上市。電線をつなぐ作業は積雪により難航しています。
電線復旧の作業員:「(Q.復旧の見込みは?)何とも言えない」「携帯電話の電波が届かないので連絡の取り合いができない。奥の方も除雪していないので全部、電力会社も歩きでやる。だから時間がかかると思う」
24日、村上市では8つの集落225世帯が一時、孤立状態に…。その一つ、笹平瑞雲集落です。孤立は解消されましたが、25日も停電が続いていました。
孤立した集落の住民:「きょうは朝からとにかく電波が来ない状態で、やっぱり停電してから段々、電波が来なくなって情報がなかなか取れなかった」
最低気温2.1℃と厳しい冷え込みのなか、暖を取るための灯油も不足しています。
住民:「灯油が足りない」
小池酒店・小池晃さん:「灯油は死活問題だな 。凍え死んでしまう」
配達を依頼しようとしますが、固定電話もつながりません。
小池酒店・小池晃さん:「どうしてもと言ったら公衆電話だけ通じる」
住民たちの頼みの綱は、公衆電話です。
小池酒店・小池晃さん:「灯油をお願いしたいんですけども きょう来てくれる?どうしてもダメだったら、明日でもしょうがないんだけども」
灯油がいつ届くかは分からず、不安な日々が続きます。
孤立した集落の住民:「寒くていられないから」
人気の観光地、群馬県の草津温泉では、湯畑付近は除雪が行われてますが、階段部分は路面が凍結していて、行き交う人も慎重に歩みを進めています。25日の最低気温はマイナス4.5℃。雪が降り、つるつるに凍った路面…。ヒールの高い靴で歩く観光客もいます。
草津町では24日、一気に雪が降りました。午前0時に積雪9センチだったのが、午後3時には38センチに急増。その影響で、道の駅の屋根に積もった雪が落雪した際に人に当たらないように、辺りには立ち入り禁止のテープが張られています。
草津運動茶屋公園道の駅・山中克俊駅長:「お客様が進入してしまうと危険なので、万が一に備えて対応している」
沖縄からの観光客:「タイヤをスタッドレスに変えたが、それがなかったらぞっとするような道だった。調子に乗って運転したら危ないなと」
関東北部では26日も雪が降りやすく、引き続き注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く