“停電”解消せず「風呂入れない」 今夜から“災害級の大雪”に警戒(2022年12月22日)
すでに被害の出ている北陸では22日夜から雪が強まり、再び“災害級”の大雪となる恐れがあります。
大雪の影響で、石川県輪島市や珠洲市などでは、倒木による断線で停電が続きました。
自宅が停電中の住民:「風呂も入られないし、何もかも真っ暗やし。こんな田舎でも、ほとんど電気なの、電気がなかったら、てんやわんや」
22日朝から、広い範囲で雨となった新潟県。週末に向け、除雪作業を請け負っている建設会社には、依頼が急増しています。魚沼市内にある一人暮らしの高齢者の自宅に向かいました。雪下ろし作業は5人1組で行います。
湯之谷建設・山田大輔さん(31):「(Q.雪質は)締まっています。(Q.重たさは)重いですよ」
30分ほどで、下ろし終わりました。一方で、まったく雪下ろしができていない住宅もあります。妻と二人暮らしだという星さん(74)。
星幸平さん:「お正月に孫たちが来る。屋根の雪下ろしをすると(地面が雪で)いっぱいになる。(Q.屋根の雪下ろしはどうする)業者さんに頼んだけど、月曜日まで来られないと。それまで待っている。今まで自分で掘ってたけど、年だし。上がると危ないから業者さんに頼むようにした」
リフォームで、オール電化にしたため、停電が心配です。
星幸平さん:「魚沼でも10軒ほど停電してるそうだが、めったに停電はない。雪で停電はあまり聞かない。(Q.今週末、また大雪予想だが)もう、なるようにしかならないね」
倒木の影響で、新潟県内の信越本線は、柏崎と長岡の間で、24日まで運転見合わせとなっています。
22日は、寒気の影響で、西日本でも広い範囲で雪となりました。九州では、24日にかけ、平地でも大雪となる恐れがあります。広島県の北東部に位置する庄原市では、平年に比べ4.4倍となる67センチ(午後9時現在)の雪が積もりました。
島根県では、ほとんどの地区に大雪警報が出されています。島根から広島へと抜ける国道では、国土交通省の職員らによる冬用タイヤのチェックが行われています。
国土交通省の担当者:「この先の峠に至っては、積雪が多くてノーマルタイヤで走行しようとすれば、立ち往生する可能性がすごく高いと思いますので、スタック車両が出ないように指導したいと思っています」
23日から、新潟県、富山県、石川県で、大雪の可能性があるとして、国土交通省や気象台などが共同会見を開き、緊急発表を出しました。また、国土交通省は、大雪に備え、立ち往生などが発生した新潟県内の12の区間で、予防的に通行止めを行う可能性があるとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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