福島の“除染土”　新宿御苑で再利用実証試験の住民説明会　会場外では抗議の声も｜TBS NEWS DIG

福島の“除染土”　新宿御苑で再利用実証試験の住民説明会　会場外では抗議の声も｜TBS NEWS DIG

福島第一原発事故のあとの除染で出た、いわゆる「除染土」をめぐり、東京の「新宿御苑」での再利用の実証試験について、住民説明会が行われました。

「除染土」には放射性物質が含まれていますが、国は、一定の基準値を下回れば、公共工事などで再利用する考えを示しています。

再利用の実証試験は、これまで福島県内で行ってきましたが、環境省は「新宿御苑」でも計画していて、21日夜、住民説明会を行いました。

実証試験では、一般の人が立ち入らない場所におよそ10トンの除染土を入れ、上から別の土で覆って花壇を作り、安全性については周辺の放射線量を調べるなどと説明しました。

説明会参加者（70）
「一応今日の説明では安心感を得ました」
説明会参加者（79）
「賛成できるだけのちゃんとした安全性を言ってくれないと、（除染土を）持ってきては困るなと思います」

会場の外では、反対や説明を求める新宿区民らが集まり、環境省は今後、追加の説明会なども検討するとしています。

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