住民1000人提訴のメガソーラーで『町が計算ミス』豪雨の場合に川氾濫3か所→21か所(2022年12月21日)
奈良県平群町のメガソーラー建設予定地から住宅街に流れる川について、町が豪雨の際に川が氾濫するかを調査した際に、計算ミスがあったことが住民らの調査でわかりました。
奈良県平群町では、山林に約5万枚のメガソーラーを建設する計画が進められていますが、業者側から事前に説明がなかったなどとして、住民ら約1000人が工事の差し止めを求めて提訴しています。
建設にあたって平群町側は、建設地から住宅街へ流れる川について調査を行い、3年に1度の豪雨が降った場合に3か所で氾濫するとしていました。しかし、住民らが土砂災害の専門家に計測を依頼したところ、平群町側の調査では計算ミスがあり、氾濫するとされる箇所は21か所に上ることがわかったということです。
平群町は取材に対して「計算ミスがあったのは間違いない」とした上で「洪水を防ぐための施設を作るため安全上問題はない」としています。
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