高校生ら8人死亡の那須町雪崩事故 「予見可能性はなかった」弁護側が無罪主張(2022年12月21日)
栃木県那須町で2017年、高校の山岳部の生徒らが雪崩に巻き込まれ8人が死亡した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われた教師3人の裁判が開かれ、弁護側は「雪崩発生について予見可能性はなかった」と無罪を主張しました。
2017年3月、那須町で登山の講習会に参加した県立大田原高校山岳部の生徒ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故では、講習会の責任者だった猪瀬修一被告と生徒を引率していた教師2人が業務上過失致死傷の罪に問われています。
今月20日の裁判で、弁護側は「雪崩発生の危険を予想する必要がない安全な場所を講習場所に設定していた」などとして、3人は必要な注意義務を果たしていて雪崩発生の予見可能性はなかったと主張しました。
息子を亡くした、奥勝さん:「あの状態で、雪崩は予見できなかったという山岳関係者の方は専門家の方はいらっしゃらないかなと思う。許しがたいことかと思っています」
一方、検察側は初公判で「3人は登山経験が豊富で、植生がまばらで新雪のある急斜面では雪崩が発生する恐れがあることを知っていた」などと指摘していました。
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