東海道新幹線“4時間ストップ” 再開後にぎゅうぎゅう詰め…怒号も「死人が出るぞ」(2022年12月19日)

東海道新幹線“4時間ストップ” 再開後にぎゅうぎゅう詰め…怒号も「死人が出るぞ」(2022年12月19日)

東海道新幹線“4時間ストップ” 再開後にぎゅうぎゅう詰め…怒号も「死人が出るぞ」(2022年12月19日)

 18日、東海道新幹線はおよそ4時間にわたって全線で運転を見合わせ、11万人に影響が出ました。また、停電の発生で社内では空調が止まり、簡易トイレが配られました。

■「高速バスも宿もなし」運転見合わせで大混雑

 東京駅の新幹線乗り場では、大きな荷物を抱えた人たちなどで、大変な混雑となっていました。

 京都から来た人:「ギリギリまで待ちます。高速バスもなくて、取れなかったので待つしかない」「(Q.宿は?)宿もないので、今から探そうかなと思います」

 名古屋から来た人:「運休と言われて、帰れないので。明日、帰ろうかなって」「(Q.仕事は?)私はしていないが、主人がしているので、休んでもらう」

 電光掲示板に、「発車未定」の文字がずらりと並びました。

■“トイレ・空調”ストップ…車内販売に行列も

 車内アナウンス:「停電が発生しております。現在、運転を見合わせております」

 18日午後1時ごろ、愛知県の豊橋駅と名古屋駅間で停電が発生。東京駅から新大阪駅間の全線で、一時運転を見合わせました。

 停電により薄暗くなった車内。乗客への影響は、暗さだけにとどまりません。

 車内アナウンス:「しばらくの間、お手洗い・洗面台ご利用頂けません」

 一部のトイレが使用不可能になりました。しばらくすると、設置された簡易トイレを巡り、長蛇の列ができる事態となりました。

 水や食料を求めて、車内販売にも行列ができました。

 空調もすべて止まりました。手動でドアが開けられ、換気が行われたのですが…。

 横浜から京都へ向かった人:「気温は上がっていった感じ。寒くて震える状況を想像するが、逆で暑くなっていった、車内が」

 中には、体調を崩した乗客もいたといいます。

■ぎゅうぎゅう詰め…怒号も「JRちゃんとやれ」

 乗客:「午後1時から停車した新幹線が動き出しました」「午後1時44分着が約4時間半遅れ。京都駅、午後6時13分に到着した。やっと到着しました」

 運転再開は午後5時ごろ。運転見合わせは4時間にわたって続き、11万人に影響が出ました。

 新大阪から来た人:「(Q.どれぐらい時間かかった?)12時24分に乗って、今着いたから、8時間ぐらいですかね。私、グリーン車に乗っていたが、その電車は取りやめになった。デッキの所でぎゅうぎゅう詰めになって、ここまで(乗ってきた)」

 運転再開後も大幅な遅れが続き、至る所でぎゅうぎゅう詰めは続きます。

 動くことができないほど多くの人が集まり、「お前ら、しっかりしろ」「JRがちゃんとやれ」「おい、死人が出るぞ、開けろ」などと怒号が飛び交う場面もありました。

 あまりの人の多さに、一部の駅では入場規制も行われたといいます。新幹線の遅れは114本、運休は74本に及びました。

 遅延の影響で帰宅できない乗客に対し、JR東海は新幹線の車内に泊まれるよう開放しました。

 停電の原因は架線の異常だということですが、JR東海は「少なくとも強風によるものではない」としています。

(「グッド!モーニング」2022年12月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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