スペイン“異例の長雨”地下鉄浸水~米南部で“異常事態”竜巻50以上報告(2022年12月16日)

スペイン“異例の長雨”地下鉄浸水~米南部で“異常事態”竜巻50以上報告(2022年12月16日)

スペイン“異例の長雨”地下鉄浸水~米南部で“異常事態”竜巻50以上報告(2022年12月16日)

 異例の大型低気圧の影響でスペインでは1週間以上、雨が降り続いています。街は冠水し、大量の雨水が地下鉄に流れ込む事態となっています。

 まるで滝のように駅のホームに流れ込む大量の水。場所はスペインの首都マドリード。その中心部に近い駅。線路も浸水したためホームの先で待機する車両も。ホームにいる乗客たちは、なすすべなく事態を見守るしかありません。上空から駅の地形を見ると線路の先にはトンネルもあり、ホームは周囲より低い位置にあります。大雨で地上にあふれた水が流れ込んできたのです。

 1週間以上、雨が降り続いているスペイン。雨の激しさに天井から雨漏りし、部屋は水浸しに。

 今週、スペインを襲った大型低気圧。スペインがあるイベリア半島のほとんどを巨大な雲が覆い、各地で洪水を引き起こしています

 撮影者:「これじゃ地下鉄に乗れないわ」

 地下鉄の入り口にも、まるで川のように大量の雨水が流れ込みます。街の中心部の通りは、ほとんど冠水。街灯の光が水に反射し、普段は見慣れない光景も。

 スペインの中心部にある首都マドリード。美術館や博物館が立ち並び、常に観光客であふれています。大雨によって目抜き通りは冠水。雨は止んだものの水が引かない状態が続きます。通りにあふれた水が、そのまま地下鉄へと流れ込んだのです。現地メディアによりますと、5つの地下鉄の路線が閉鎖したといいます。

 同じイベリア半島にあるポルトガルも豪雨が襲い、各地で洪水が発生。首都リスボンのレストランやオフィスビルは水につかり、さらに水が引いても泥を吐き出す作業に追われる住民たち…。

 ポルトガルもスペインも今週、再び大型低気圧が向かっていて、当局は警戒を強めています。

 マレーシアでは土砂崩れが発生し、20人以上が行方不明に。場所は首都クアラルンプール近郊にあるキャンプ場。100人近くの利用客が巻き込まれ、これまでに5歳の男の子を含む13人が死亡。行方不明者は20人以上に上り、捜索活動が続いています。

 屋根は飛ばされ、舞い上がるがれき。「想定外の竜巻が襲った」と報じる現地メディア。アメリカ南部で大量の竜巻が発生。少なくとも50件の竜巻が報告されたのです。

 家を壊された住民:「私たちが住んでいる家の全ての窓が割れていました。今まで経験したことのない大雨も降った」

 竜巻の通り道となった家屋のほどんどが倒壊。被害の範囲が14キロにも及んでいる場所も。付近の川などの水を吸い上げて多くの雨ももたらしたため、所々が浸水したまま。竜巻は今後も発生する可能性があり、当局は警戒を呼び掛けてます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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