保育所など休園が過去最多 小中学校で一斉分散登校も 新型コロナ

保育所など休園が過去最多 小中学校で一斉分散登校も 新型コロナ

保育所など休園が過去最多 小中学校で一斉分散登校も 新型コロナ

 新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが衰えない中、休園する保育園の数が過去最多を突破するなど、生活への影響も大きくなっています。

 東京都で24日、新たに発表された新型コロナの感染者は8503人でした。月曜日としては最多で1週間前に比べおよそ2.3倍です。

 感染拡大の勢いが衰えないなか、子どもや職員が感染し、全面休園となっている全国の認可保育所や認定子ども園の数が過去最多になったことがわかりました。小学校でも感染が相次いでいます。

新宿区立早稲田小学校 宇山幸宏校長
 「多くの方が感染してるような状況になっている。昨日から2月1日までの10日間、複数の学級で学級閉鎖ということで、今朝、保護者の方にもメールで連絡したところです」

記者
 「午前11時すぎです。児童たちが登校してきました」

 東京・新宿区では、24日から区立の小中学校で一斉に分散登校を始めました。各クラスの児童生徒を半分ずつ2つのグループに分け、教室での対面授業は、午前と午後などで入れ替えて行います。

6年生
 「十何人しかいないなかで授業するのちょっと寂しかったです」
 「授業数が減って、どんどん早く終わらせないといけなくて、これから大変になっていくのかな」

 この学校では、休み時間を短縮して手洗いの時間を作りました。

新宿区立早稲田小学校 宇山幸宏校長
 「今までのように元気に外で遊ぶ休み時間がもてなくなったのが大変申し訳ない。苦渋の判断になりました」

記者
 「こちら杉並区では、公園内にあったワクチン接種会場のプレハブを再利用して、今日から無料のPCR検査が始まりました」

 検査を受けたい人が急増していることを受け東京・杉並区では、ワクチン接種のための会場でPCR検査を受けられるようにしました。

検査を受けに来た人
 「去年ちょっと大きな病気をわずらって、他の人よりもリスクが高いかなと不安があったので、きょう検査に来た」

 感染者が急増する中、東京都の病床使用率は上昇が続いています。24日の時点で36.7%となっていて、小池知事が緊急事態宣言の要請を検討するとしている「50%」に近づいてきています。

河北総合病院 杉村洋一院長
 「今、入院依頼が来る人もほとんど70代、80代と高齢の人が増えてきて、少しでも重症化するリスクのある人を優先的に入院させている感じ」

 東京・杉並区にある河北総合病院では、55あるコロナ専用病床のうち36床が埋まっているといいます。第5波と比べ軽症の人が多く、退院するまでにかかる期間も現時点では短いといいますが・・・

河北総合病院 杉村洋一院長
 「(第6波では)問題なく(発症から10日まで)入院して、そのまま元気に退院していく人がほとんど。今のところ、第5波と比べると負担は少ないんじゃないかなと思います」
(24日17:10)

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