“最強寒気”冬の嵐で建物が吹き飛ぶ…観光地も雪化粧 外国人客「北欧の雪より良い」(2022年12月15日)
今シーズン最強の寒気が、日本列島を直撃しました。新幹線がおよそ5時間ストップするなど、交通機関にも影響が出ています。
■猛吹雪で…目の前「視界ゼロ」
暴風雪警報が発表された北海道石狩市の国道は、強風で雪が巻き上げられて数メートル先も見えづらい状況です。
道の駅の駐車場も、ほとんど視界が利かない状態になりました。
トラック運転手:「雪がひどいので、帰れるか不安です。通行止めになったら、泊まるしかない」
同じく暴風雪警報が出された留萌市では、最大瞬間風速25.1メートルを記録しました。地吹雪で、道を歩くのも一苦労です。
街の人:「寒くて風も強くて、なかなか歩くのも大変です。冬だと、いつもこんな感じだが、やはりきつい」
■“冬の嵐”強風で…建物吹き飛ぶ
今季一番の寒気が流れ込み、北陸でも荒れた天気となりました。
石川県輪島市の海岸では、滝の水が強風にあおられ、舞い上がっています。
壁が、ごっそりなくなったスーパーの倉庫。事務所のような部屋がむき出しとなっています。
新潟県佐渡市では、最大瞬間風速が30メートルを超え、建物が相次いで被害を受けました。この建物は、屋根が飛ばされています。
目撃した人:「瞬間的でした。ガタガタ、ガシャ、バリって。一瞬にして、窓ガラスが飛んだ」
事故も相次いでいます。福島県会津若松市では、軽トラックが雪でスリップして、反対車線の乗用車に衝突しました。けが人はいないということです。
軽トラック運転手:「スピードはそんなに出していなかったが。わだちかどこかに、ハンドルを取られて。スリップで相手の車にぶつかってしまい、申し訳なかった」
■雪で…新幹線“5時間ストップ”
交通機関にも、影響が出ました。
利用客:「名古屋まで行かないといけないので。最悪、飛行機に乗って行こうかなと考えていた」
雪の影響とみられる停電で、秋田新幹線が秋田駅と盛岡駅の間で、およそ5時間にわたり、運転を見合わせました。
■“最強寒気”観光地も雪化粧
一方、雪が観光名所に花を添え、外国人旅行者から喜びの声が上がった所もありました。
山形県の銀山温泉です。木造建築の旅館が軒を連ねる周辺一帯。雪化粧が施され、ノスタルジックな雰囲気に…。
マレーシアからの観光客:「マレーシアには冬がありません。だから、ここで雪が降るのを待っていました」
タイからの観光客:「2人は雪が見られて、すごく喜んでいます。今夜、ライトアップされたら、もっときれいだと思います」
実際、夕方にライトアップされると、幻想的な光景が広がりました。
■外国人客「北欧の雪より良い」
朝から断続的に雪が降った群馬県草津町。「湯畑」で知られる草津温泉では、旅館などの屋根にうっすら雪が積もりました。
フィンランドからの留学生:「きれいです。フィンランドでは、雪はこんなに積もるから」「北欧の雪より良いです。フィンランドだと、暗くて何も見えない」
関東の山沿いでも雪となり、みなかみ町では、夕方から雪がちらつきました。
15日も、冬型の気圧配置が続くため、日本海側を中心に猛吹雪や大雪となるところがあり、警戒が必要です。
(「グッド!モーニング」2022年12月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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