【自転車でひき逃げか】衝突の瞬間をカメラが捉える 被害女性が語った“恐怖”
東京・池袋で今年10月、横断歩道を渡ろうとした女性が、横から走ってきた自転車に衝突され、運転していた男はそのまま逃げました。その時の様子を防犯カメラが捉えていました。女性は全治1か月のケガを負い、警視庁は、ひき逃げの疑いで捜査中です。
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今年10月、東京・池袋で自転車によるひき逃げとみられる瞬間を、防犯カメラが捉えていました。
信号待ちをする1人の女性が横断歩道を渡ろうとした瞬間、自転車に衝突されました。自転車は横断歩道の前で一時停止せず、スピードはそのままでした。女性は悲鳴を上げて、倒れ込みました。
衝突した後、男はすぐに立ち上がり、自転車をこぎ出しました。通行人の女性が「警察呼ぶから待ちなさい!」と呼びかけましたが、これを無視して、男はその場を去りました。
当時の状況について、13日、被害にあった女性に話を聞きました。
被害にあった女性
「信号が変わるのを、ここ(横断歩道の前)で待ってました。信号が青になったのを確認して横断歩道を2、3歩渡ったんですけど、気づいたら道路に倒れていたという感じ」
この時、歩行者用の信号は「青」、車道の信号は「赤」とみられ、自転車の男は信号を無視して、女性に衝突したことになります。
――自転車が来ているのに、気づいてなかった?
被害にあった女性
「全然わからなかったです。右側の車も全部止まってましたので、一瞬のことで本当に何が起こったかわからずに、(男が)私の方を向いて『ごめんなさい』と言ったので、(自転車に)はねられたんだなって、その時に理解しました」
その後、通行人に助けられた女性は全治1か月のケガと診断されました。警視庁は、ひき逃げの疑いで捜査中だといいます。
被害にあった女性
「恐怖感というのが、やっぱり今も強いんですけど、私をひいた自転車の方に対しては1日も早く警察に出頭していただきたいなとは思います」
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自転車の交通違反が、街で相次いでいます。
13日、東京・新宿で道路を観察していると、自転車が赤信号を無視したり、逆走したりしていました。ほかにも自転車がスピードを出したまま歩道を走っていたり、暗い交差点で一時停止せず、直後にタクシーが交差点を通り過ぎる様子も見られました。
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女性と同じような目にあったという男性が、自転車が横から衝突してきたときの体験を話してくれました。
自転車が横から衝突した男性
「自転車が横から、いきなりガーって出てきて、そのまま僕、宙に放り投げられて。鼻血をめちゃめちゃダラダラ流しながら、頭の中は『バイトに早く行かなきゃ。遅刻しちゃう…』っていう。『自分がルール守っているから、大丈夫だろう』と思っていたら危ないなと思いました」
年々増加する自転車事故を受けて、警視庁は今年10月末から「信号無視」「一時不停止」「右側通行」「徐行せず歩道通行」の4つの違反について、刑事罰の対象となる「赤切符」を積極的に交付し、検挙しています。
(2022年12月13日放送「news zero」より)
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