大阪市内でも140棟…増えるタワーマンション 人気の裏に“節税”で購入の人も!?(2022年12月13日)
大阪市内でも多数あるという1億円以上のタワーマンション。そのタワーマンションを“節税”目的で購入する人もいるということです。大阪市のタワーマンションの現状を取材しました。
関西でも増え続けるタワーマンション。大阪市内だけでも約140棟のタワーマンションが立ち並びます。大阪市内でタワーマンションの売買を専門に行う会社に話を聞きました。
(TOWERZ 芝崎健一取締役)
「(大阪市内で)新築でいま販売している最中なのが25棟ですね。ここまで同時に販売されたことはなかったと思うので、タワーマンションラッシュといってもいいぐらい」
新築のタワーマンションの販売が始まるとすぐに売れていくといいます。
(TOWERZ 芝崎健一取締役)
「出した分だけ順調に売れていっているという印象ですね。供給が多くて余っているという様子ではないですね」
実際どのようなタワーマンションがいま人気なのでしょうか。人気物件の販売中の部屋に案内してもらいました。
(記者リポート)
「景色がすごい。高すぎてちょっと怖いですね」
案内してもらったのは、大阪市中央区にある北浜駅直結のタワーマンション「北浜ミッドタワー」の30階の角部屋です。
(TOWERZ 塚口智哉さん)
「中央区のタワーマンションでは珍しい開放的な眺望がこの物件の1番の魅力ですね」
30階の眺望を生かすため、浴室にも窓を設置。バスタイム中も景色を楽しめます。
(TOWERZ 塚口智哉さん)
「大阪市内でも数少ない駅直結のタワーマンションとなっております。(Qこの部屋は何平方メートル?)93平方メートルのお部屋、2LDKタイプになっております。(Qズバリお値段は?)1億5000万円です。いいお値段はするんですけど、それなりの価値はあるかと考えています」
ほかにも大阪市西区にある46階建てタワーマンション「ディーグラフォート大阪N.Y.タワーHIGOBASHI」。34階・広さ90平方メートルで9880万円といった物件も人気だといいます。
(TOWERZ 塚口智哉さん)
「基本的には富裕層の方が多いんですけれども、一般的なサラリーマンの方も半分くらい購入者層に含まれています。ご夫婦、ダブルワークされている方がローンを組んで購入されるケースも多くみられます。残りは投資だったりとか。タワーマンションは資産価値がありますので」
そんな人気のタワーマンションを、住まいや投資とは違う目的で購入する人もいるようです。
(TOWERZ 塚口智哉さん)
「全体のニーズの1割にも満たないのですけれども、相続税対策・節税というところでタワーマンションを検討される方はいらっしゃいます」
相続税の節税目的でタワーマンションを購入する、いわゆるタワマン節税。一般的にタワーマンションでは、市場価格は高層階の方が高く低層階の方が安くなっています。しかし、相続税を計算する元になる評価額については、階層に応じた価値がすべて反映されるわけではありません。そのためタワーマンションの高層階では、市場の取引価格よりも相続税評価額が著しく安くなり、大きな差額が生じやすくなるというのです。評価額が市場価格の3分の1以下となる場合もあり、その分、納める相続税が節約できるのです。
実際に節税目的でタワーマンションを購入する人はいるといいます。
(TOWERZ 芝崎健一取締役)
「もちろん明言はされないんですけど、おそらくそうじゃないかなという方はいらっしゃって。タワーマンション内で高価な部屋を買えば買うほど相続税評価額を圧縮する効果があるので、それを狙って節税でという方はいらっしゃいますね」
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