イーロン・マスク氏『日本の少子化』を懸念「いずれ存在しなくなるだろう」街の声は?(2022年12月8日)

イーロン・マスク氏『日本の少子化』を懸念「いずれ存在しなくなるだろう」街の声は?(2022年12月8日)

イーロン・マスク氏『日本の少子化』を懸念「いずれ存在しなくなるだろう」街の声は?(2022年12月8日)

深刻な問題となっている日本の少子化について、あのイーロン・マスク氏はこのままでは『日本はいずれ存在しなくなる』とコメントしています。

 今年11月に厚生労働省が発表した今年1月~9月の累計の出生数は「59万9636人」で、調査を始めた1940年以来最も少なかった去年と比べてもさらに4.9%下回る数です。

 (松野博一官房長官 11月28日)
 「調査開始以来、最も少なかった昨年の出生数を下回るペースとなっており、危機的状況であると認識をしています」

 このままいくと年間出生数が初めて80万人を割り込むことになります。実は厚生労働省の調査研究機関「国立社会保障・人口問題研究所」は『出生数が80万人を下回るのは2030年』と推計していましたが、それを8年も早く迎えることになります。また人口1億人を下回るのは『2053年』と推計していますが早まる可能性が出てきました。

 深刻さを増す少子化問題の解決に向けて政府も躍起になっています。政府は、出産時に子ども1人につき現在42万円が支払われる出産育児一時金について、来年度から50万円程度に引き上げる方向で調整に入りました。厚生労働省によりますと、出産にかかる費用は年々増え続けていて、昨年度は全国平均で約47万3000円でした。現在の出産育児一時金の額を上回っているため、それに対応する形で8万円程度の増額となる見込みです。

 (岸田文雄総理 12月1日の参院予算委員会)
 「出産育児一時金の大幅増額。子ども子育て対策としてしっかり用意をしていきたい」

 また今年4月以降に妊娠・出産した家庭を対象に、子ども1人につき10万円が現金もしくはクーポンで支給される「出産・子育て応援交付金」も、早い自治体であれば来年1月から実施されます。

 世界全体では人口が増えている中で、2008年から人口が減り続けている日本。アメリカの起業家・イーロン・マスク氏はTwitterに以下のような投稿をしています。

 【イーロン・マスク氏のTwitterより】
 「当たり前のことを言うようだが、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう。これは世界にとって大きな損失となる」

 イーロン・マスク氏からも国の存続が危ぶまれると言われてしまった日本の少子化問題。街の人にも話を聞きました。

 (第一子を妊娠中の20代夫婦)
 「もう全てを一から揃えないといけないから」
 「揃えるものに全部費用がかかってくる。(少子化の要因として)費用の面は絶対にあるんじゃないかと感じますね」

 (30代夫婦)
 「(出産一時給付金の増額は)いいことやと思います。僕らも当時金額は違いましたけどすごく助かりました。だからといって子どもができやすいとかつくりやすいとはまたまだ別の話だとは思うんですけど」

 (子連れの30代の人)
 「結婚する人が少なかったり減ってきたというのはよく聞くので。コロナで出会いもなく。結婚しないと子どももなかなかできないというか、そういうきっかけにつながらないので。やっぱりそういうところの支援を、なかなか難しいんですけど」

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