【川で“サケ密漁”】身は捨てイクラのみ持ち去り “不漁”で高騰のイクラ狙いか? 新潟県
新潟県の川で、イクラを抜き取られたサケが相次いで見つかったといい、漁協の関係者は怒りをあらわにしています。
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サケやマスなど5種類のイクラを使ったイクラ丼が看板メニューの東京・自由が丘にある「いくら丼 波の 自由が丘本店」。透明な器に盛られた色とりどりのイクラの輝きは、見とれてしまうほどです。(五色丼 3080円 ※数量限定 ※マスなどのイクラもあり)
北海道や東北の三陸など国内で捕れたイクラを使っているといいます。
いくら丼 波の 自由が丘本店 川面信也店長
「水揚げが国内で、鮮度もいいですし、丁寧なのでものがすごくいい」
ただ、親であるサケが今年は産地によって豊漁と不漁に分かれているというのです。
今年、川で捕れたサケの数を前年と比較すると、北海道や宮城県などは増えているものの、青森県や新潟県などは前年を下回っています。(水産研究・教育機構 水産資源研究所 さけます部門 今年10月31日時点)
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サケの数が前年よりも少ない新潟県の川では、ある異変が起きていました。
寺泊漁業協同組合 清田聖尭さん
「イクラや白子が散らかっていたのは、すぐ手前の川に入るところです」
長岡市の寺泊漁協によると、先月21日、網にかかったサケのうち5匹ほどから傷が見つかったといいます。何者かがサケを密漁して川岸でさばき、持ち去ったとみられています。
寺泊漁業協同組合 清田聖尭さん
「(サケが)傷がついても逃げて泳いでいたことを考えると、かわいそうだと思った」
サケの身は捨て、高級なイクラのみが狙われた今回の犯行。寺泊漁協によると、近年の不漁が影響し、今年、競りにかけられたイクラの価格は1キロ当たり5800円ほどで、平年より1000円ほど高くなっています。
価格が上がったイクラを狙ったのでしょうか?
許可のない人が川でサケを捕ることは禁止されていて、寺泊漁協は警察に被害の相談をしています。
寺泊漁業協同組合 清田聖尭さん
「価値があるイクラの部分だけ持っていくような行為に憤りを感じますし、漁師ががんばって採卵を行っているという点からしても憤りを感じる」
警察は、水産資源保護法違反の疑いで捜査を続けています。
(2022年12月7日放送「news every.」より)
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