【おでん店の店主“殺害”】“親子は仲良かった” 周到に計画か 娘夫婦「完全犯罪」など検索
沖縄・那覇の名物おでん店の女性店主が殺害された事件は、周到な計画のもとで行われた可能性が浮かび上がってきました。逮捕された娘夫婦の携帯電話の検索記録からは、「完全犯罪」などのキーワードを調べていたこともわかりました。
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亡くなった長濱美也子さん(58)。おいしい料理と、優しい人柄は多くの人に慕われていました。
店に行ったことがある人
「すごく優しくて、包み込んでくれるような…。焼きテビチ(豚足)が有名でみんな来ていたんだけど、人柄につられて、お店に集(つど)っているような、そういう雰囲気のお店を仕切られていたおかみさんでした」
――今回の事件を聞いて
店に行ったことがある人
「とにかくびっくり」
長濱さんは、沖縄おでんの人気店を切り盛りしながら、娘夫婦の生活を支えていたといいます。去年撮影された写真では、うれしそうに孫を抱きかかえていました。
長濱さん一家を知る人
「お母さん(長濱さん)が娘を支えている、応援している感じでした。(親子は)仲良かったですね」
仲が良かったはずの親子。実の娘との間に何があったのでしょうか。
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7日午後、許田美香容疑者(34)が、顔を隠しながら検察に身柄を送られました。夫の盛哉容疑者(34)も、別の警察署から送検されました。
長濱さんを殺害した疑いがもたれている娘夫婦。調べに対し、「私たちは母を殺していません」と2人とも容疑を否認していることが新たにわかりました。
徐々に浮かび上がってきたのは、入念な計画の下、犯行に及んだ可能性です。
捜査関係者によると、事件前、娘夫婦はネット上で「完全犯罪」と検索していたということです。現場には、自殺に見せかけるよう偽装した形跡も残っていたといいます。
計画性がうかがえる状況は他にもありました。
長濱さんが亡くなる3日前に話したという人は――
長濱さんと取引があった人
「『もうちょいだね、休み』みたいな。『連休のために頑張ってるんだよ』って美也子さんずっと言っていて。(お店は)だいたいお盆と正月に長い連休をとるので」
事件が起きた8月9日は店の休業期間の初日で、5日間休む予定でした。警察は、事件の発覚を遅らせるため、娘夫婦が連休期間を狙ったとみています。
知人によると、夫の盛哉容疑者はアートギャラリーの代表を務めていたといいます。しかし、2年ほど前に火事があり、再建の途中だったといいます。
長濱さん一家を知る人
「彼を慕っていた人はいっぱいいましたね。クラウドファンディングをやっていて、彼なりに働きながら頑張っていた」
2人は長濱さんから生活費などの支援を受け、収入以上の生活をしていたといいます。警察は、娘夫婦が長濱さんの財産を目当てに犯行に及んだ可能性もあるとみて調べています。
(2022年12月7日放送「news every.」より)
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