サッカーW杯 次戦の相手クロアチアの“世界最優秀選手”モドリッチとは？ブックメーカー優勝予想で日本のランキングは？【サンデーモーニング】【手作り解説】｜TBS NEWS DIG
決勝トーナメント進出を果たした日本。初戦は前大会準優勝を誇る強豪クロアチアです。その中心選手は前回大会のMVPのモドリッチ。メッシとクリスティアーノ・ロナウドのスーパースター2人が独占してきた“世界最優秀選手”に贈られる「バロンドール」も獲得した異才とは？優勝チームどこに賭ける・・・ブックメーカー予想で日本ランクは？
■次なる相手は“前大会のMVP”擁するクロアチア
16チームによる決勝トーナメントにグループリーグ首位で勝ち進んだ日本の初戦の相手はクロアチアです。どんなチームなのでしょうか。
人口が400万人のクロアチア。国としては、1991年に旧ユーゴスラビアから独立を宣言しましたが、1995年まで紛争が続きました。その後、初めて出場した1998年のフランス大会では3位、前回2018年のロシア大会では準優勝しています。この時、MVPを獲得した「ルカ・モドリッチ」が、37歳となって迎える今大会でもチームの中心です。
■世界最優秀選手にも選ばれた絶対的司令塔・モドリッチとは
2012年からスペインの名門「レアル・マドリード」に所属。
2018年には全世界の最優秀選手に贈られる「バロンドール」を受賞しました。サッカー界で最も栄誉あるこの賞は、2008年から2021年までの間、クリスティアーノ・ロナウドとメッシのスーパースター2人がほぼ独占してきましたが、2018年、ただ1人割って入ったのがモドリッチなんです。
ポジションは、ロナウドやメッシのように直接ゴールを狙うフォワードではなく、攻守のつなぎ役のミッドフィルダーで試合を作る絶対的司令塔としての役割を担っています。身長172センチ、体重66キロと小柄ながらも、意表をつくドリブルやパスで相手を翻弄し、常に走り続けるスタミナの強さも持ち味です。ほかにも、今大会のグループリーグで2得点を挙げている「クラマリッチ」や、“モドリッチの後継者”の異名を持つ「マイェル」も要注意です。
■“因縁の相手”を破り、悲願のベスト8なるか
そのクロアチアに対し、日本はワールドカップでこれまで2度対戦していますが、1敗1分けで、勝利はありません。
クロアチアのFIFAランクは12位と、日本よりも格上ですが、今大会の日本は、クロアチアよりもさらに上で優勝経験もあるドイツ、そしてスペインを破っています。日本は2002年の日韓大会で初めて決勝トーナメントに進出しましたが、この時はトルコに、2010年にはパラグアイに、2018年にはベルギーに敗れいずれも1回戦で敗退しています。来るクロアチア戦に勝って、初のベスト8となるか、そして、さらにその上へと、どこまで勝ち進んでいけるのか・・・。
■“優勝予想”では9番人気の日本
優勝チームの予想でお金を賭けさせるイギリスのブックメーカーのランキングでは日本は9番人気。あくまで賭け事の優勝ではベスト8に入っていません。対戦相手のクロアチアは一つ上です。
ちなみに1位はサッカー王国ブラジル。2位はメッシを擁するアルゼンチン、3位は前大会優勝のフランスとなっています。優勝トロフィーを手にするのは、どのチームになるのでしょうか。
（「サンデーモーニング」2022年12月4日放送より）
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