【親密】まるで家族の一員…遺族「恨みはない」 飼いグマに襲われ男性死亡
11月28日、長野県松本市で75歳の男性が、飼っていたクマに襲われ死亡しました。クマは人に危害を加える可能性があったため、殺処分されました。クマは、まるで家族の一員のように暮らしていて、遺族は「憎しみはない」と話しています。
◇
11月28日、丸山明さん(75)は自宅で飼うクマに襲われて、亡くなりました。今から18年前の2004年に撮影された1枚の写真には、丸山さんがクマと一緒に写っています。
長野県松本市の自宅で丸山さんは、クマにご飯をあげる時に襲われました。クマは人に危害を加える可能性があったため、殺処分されています。
12月2日、事故から4日経過し、丸山さんの家族が心境を語ってくれました。
丸山明さんの妹・小平眞弓さん
「クマも一緒にいってくれたから、よかったな」
丸山明さんの弟・中嶋達郎さん
「憎しみはないですね。恨みは何も持っていません。兄貴も喜んでいるかもしれない、一緒にいったから」
昔から動物好きだったという丸山さんは、19年前、親とはぐれた赤ちゃんグマを見つけました。その翌日も同じ場所に行くと、赤ちゃんグマが身動きをとれずに弱っていたため、県の許可を得て、保護したといいます。「ペッペ」と名付けました。
丸山さんの弟・中嶋達郎さん
「牛乳を飲む時に『ペッペッペッ』って飲む。だから『ペッペ』とつけたらしい」
ペッペは、まるで家族の一員のように、19年ともに暮らしていました。
丸山さんの弟・中嶋達郎さん
「話をしていたようです。兄弟同士で話をするような感じ。『どうした』とか『腹減ったか』とか。俺らも相撲とったり、じゃれて遊びましたからね。これは犬と遊んでますね」
ペッペは地元の人にも愛されていました。
――人が見に来ると、どういう反応?
丸山さんの弟・中嶋達郎さん
「小屋の中を行ったり来たり、喜んでいた。商店の人が、売れなくなった野菜とか果物を持ってきてくれたりね。モテてましたね」
◇
しかし、突如、失われた“2人の家族”。それでも――
丸山さんの弟・中嶋達郎さん
「じゃれたつもりでも力が強いから。敵意があって襲ったんじゃないと思う」
丸山さんは穏やかな表情で息を引き取ったといいます。丸山さんの妹・小平眞弓さんは、「(天国で)一緒に遊んでるかな」と話しました。
(2022年12月2日放送「news every.」より)
#クマ #長野 #松本市 #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/KZiyh37
Instagram https://ift.tt/qaH5Tfx
TikTok https://ift.tt/2kUoMqm
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
コメントを書く