変わる大学“ミスコン” 性別問わず“見た目”から“個性”へ 「夢は歌手」の男性がコンテスト初挑戦|TBS NEWS DIG

変わる大学“ミスコン” 性別問わず“見た目”から“個性”へ 「夢は歌手」の男性がコンテスト初挑戦|TBS NEWS DIG

変わる大学“ミスコン” 性別問わず“見た目”から“個性”へ 「夢は歌手」の男性がコンテスト初挑戦|TBS NEWS DIG

女性が主に参加してきた大学のいわゆる“ミスコン”が性別を問わない形へと変わってきています。先日、埼玉大学では“個性”で勝負し大学の顔を決めるコンテストが行われました。

■ 変わる大学の“ミスコン” 「夢は歌手」の男性も参加

11月、埼玉大学で行われた学園祭。花形イベントだった「ミス埼大」を決めるコンテストが、2022年から大きく変わりました。これまでは女性だけの“ミスコン”でしたが、今回から男性も参加できるようになりました。なぜ変えたのか? 

埼大コンテスト統括 木本 真冬花さん
「男女の差別が1番大きかったポイント。ミスコンだと女の子しか出られない。男の子もこういう場が欲しいのにエントリーできない。自分を表現できる場が作れればいいなと思って」

これまでは女性の、いわゆる“見た目”で「ミス埼大」が選ばれていましたが、2022年からは性別を問わず特技など「個性」で勝負するコンテストに変えたのです。

ファイナリスト 岡垣 和さん
「歌を聴いてもらいたくてエントリーしました」

教育学部3年の岡垣和さんも参加者の1人。歌手になるのが夢で、Youtubeなどでボーカルユニット「yamii.」として活動。今回、5人のファイナリストに選ばれました。

ファイナリストにはそれぞれコンテストのためのSNSがありますが…

▼ファイナリストのTwitterフォロワー数(12月1日時点)
佐藤愛美さん 1361人
岡垣和さん  98人
金度延さん  1335人
﨑陽平さん 221人
梁島菜々美さん 1156人

岡垣さんのフォロワー数は一番少なく100人ほどです。

ファイナリスト 岡垣さん
「(SNSを)見ている人が男性が多いっていうのもあると思うし、今日の個人ステージっていう歌の舞台が僕にとってのメインなので」

そして始まったステージでのアピールタイム。この様子はライブ配信もされ、ネット投票できる仕組みです。

ファイナリストの一人で「ファッション」が個性だという理学部の金さんは自分の好きな服を披露。

そして、岡垣さんの歌のステージが始まりました。このステージのためにカラオケボックスで何度も練習してきたといいます。

最終的に埼大コンテストのグランプリに選ばれたのは…教育学部3年の梁島菜々美さん。準グランプリは理学部3年の佐藤愛美さん。

結果的には、両方とも女性でした。

この結果に岡垣さんは…

ファイナリスト 岡垣さん
「歌だけを目当てでやってきたので、それができてよかったなと思います。挑戦していくのが大事かなと思うので来年もできれば出たいなって思っています」

■女性真打に聞く 男社会の“落語界”の変化

国山ハセンキャスター:
このように女性だけではなく、男性も参加できるようになったのは学園祭のコンテストだけではありません。福島県のブランド桃をPRする「ミスピーチキャンペーンクルー」は、2003年から応募条件に性別を撤廃しました。

では、その後どれだけ男性が選ばれたのかと言いますと、約200人のキャンペーンクルーのうち、男性はたったの4人という結果です。もちろん応募する男性が少ないということはありますけれども、ほとんど女性が選ばれているということですね。

小川彩佳キャスター:
応募の基準などは変わってきているけれども、結果はあまり変化がないというのは、いわゆる「ミスコン」はそもそも女性のものという意識が、出る側にも選ぶ側にも色濃く刷り込まれている感じがあるかもしれないですけれども、桃花さんは男社会の落語界で女性落語家として注目を集めることも多いと思いますが、落語界が変わってきているという感覚はありますか?

落語家 蝶花楼桃花さん:
今おっしゃった通り男性社会で、私が落語協会で10人目の女性真打なんですけれども、今は後輩の数はすごく増えてきたんですが、15~6年前に私が入門した当時は「落語は女に無理だ」とか「女が落語をやるな」という攻撃を受けるようなことも多々あったんですけども、この数年、女性であるということで嫌な思いをするというのがすごく減ったという実感はあります。

小川キャスター:
環境として変わってきたなと感じることはありますか?

落語家 蝶花楼桃花さん:
女性が増えてきたということもあって、今まで個性が女性ということが一番前面に出てたんですけども、女性の中でもいろいろチョイスをしてもらえる時代になってきたと感じますね。

国山キャスター:
とはいえ、演目も男性中心のものも多いかと思うんですけど、男社会を変えるなど、これまでの伝統を変えていくために桃花さんがしてきたこと、あるいは何が必要なのか、どう思われますか?

落語家 蝶花楼桃花さん:
落語はもう全部男性目線で作られた話なので、女性がやると違和感があるというのはもうずっと言われていることで。私もそれは覚悟して入りましたので、その違和感を少しでも無くす努力、言葉選びはしてきたつもりなんですね。
あとは、もう女性を主人公にしてしまったり、女性目線で古典を改作されてる先輩もいらっしゃったり、女性がやっても違和感が無くな…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20221202-6055219)

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