被害全貌未だ見えず・・・トンガ支援に日本の町が名乗り(2022年1月22日)

被害全貌未だ見えず・・・トンガ支援に日本の町が名乗り(2022年1月22日)

被害全貌未だ見えず・・・トンガ支援に日本の町が名乗り(2022年1月22日)

1月22日、日本から支援物資を届けるため自衛隊の輸送機が新たに出発しました。トンガ政府は21日、大規模噴火と津波の被害による負傷者が14人にのぼったと発表。死者は変らず3人です。首都ヌクアロファがあるトンガタプ島のビーチ。透き通った海の目の前には、コテージが、10棟建ち並んでいました。しかし、建物はなくなり、基礎を残すだけに。このリゾートを運営するモアナさん。なんとか繋がった衛星電話で海外に住む弟のアランさんに状況を伝えていました。
被害を受けたモアナさんの弟 アラン・バーリングさん
「姉たちは茂みを掻き分けて高台に避難しましたが、木によじ登って避難した子供たちもいたようです」
そして、噴火直前の様子についてこんな証言があったというのです。
被害を受けたモアナさんの弟 アラン・バーリングさん
「津波の第一波は“大噴火の前”にリゾートに到達していたそうなんです」
姉のモアナさんによると、大規模噴火は『第一波の津波から逃れる最中』に起きたといいます。
被害を受けたモアナさんの弟 アラン・バーリングさん
「僕にも詳細はわからない。しかし噴火の前に、地震か、それとも他の現象によって津波が発生していたのではないか」
モアナさん家族は、食料、飲料水、衣服が最優先で必要だとして支援を求めています。

影響は、現地からおよそ8000キロ離れた日本でも・・・鹿児島県の種子島では、「いけす」で飼育中のブリの稚魚、およそ7万匹が死んでいるのが見つかりました。
南種子町漁協 船川 文博 参事
「経費、エサ代とか被害額は2~3000万円近くまでいくのでは」
各地で被害が相次ぐ一方、日本からトンガへ、支援の輪も広がりを見せています。
群馬県邑楽町(おうらまち)は、東京オリンピック、パラリンピックのホストタウンとして、トンガとの交流を深めてきました。噴火の一報を聞き、即座に支援に動き出しました。
邑楽町 金子正一 町長
「(トンガでは)ロックダウンをしているんですよね。ですから、物資を送るということであってもそれはかなわないだろうと。義援金という事で進めて行っているという事ですね」
NPO法人を通じて、町から100万円を寄付。役場内には、募金箱も設置しました。NPOの代表で、トンガ出身の元ラグビー日本代表、ラトゥさん。現地に暮らす家族の安否だけは確認できたといいますが・・・
日本トンガ友好協会 ラトゥ・ウィリアム志南利 代表
「今、連絡とろうとしても全然繋がらないので、みなさんと連絡は取りたいです。」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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