“置き配”サンマ30匹盗んだ疑い 他の高級食材に目もくれず!?(2022年11月30日)

“置き配”サンマ30匹盗んだ疑い 他の高級食材に目もくれず!?(2022年11月30日)

“置き配”サンマ30匹盗んだ疑い 他の高級食材に目もくれず!?(2022年11月30日)

 周辺では同じような被害が続出していました。居酒屋から消えたサンマ30匹。箱ごと盗む、その大胆な手口とは。

 先月7日の午前5時ごろ、飲食店の店先に置かれたサンマ、およそ30匹を盗んだとして警視庁は、無職の伊能忠弘容疑者(65)を逮捕しました。

 「飛梅」首都圏事業部・高橋忠昌本部長:「いやぁ、もうホッとしていますね。良かったなと思って。ようやく神田に平和が!もうこんなことはやめてほしい」

 一体なぜ、開店前の店先にサンマが…。

 「飛梅」首都圏事業部・高橋忠昌本部長:「業者さんのルート配送で、ルートによってこの時間帯に…」

 お店が行っていたのは、いわゆる「置き配」。注文した食材が、営業前の早朝時間帯に届く場合、指定した場所に置かれるようになっていました。

 この日も、およそ30匹のサンマが届けられ、発砲スチロールの箱に入っていたそうです。

 当時の状況を聞いてみると…。

 「飛梅」首都圏事業部・高橋忠昌本部長:「(Q.まず、発見された時はどういう感じ?)オープン前に、ここにカキと魚とサンマがだいたい9箱ぐらい置いてあって、そのなかの一つの『サンマ』がなかった」

 なかには、カキやハタなど高級食材もあったそうですが、盗まれていたのはなぜか庶民の味・サンマだけ…。

 「飛梅」首都圏事業部・高橋忠昌本部長:「(お店の名前は)『かき小屋』なんですけどね…。最初は(業者の)置き忘れなのかな?とか違う時間帯に来るのかな?と思っていて…。6時間から7時間経った後に(気付いて)被害届を出して…」

 盗まれたサンマおよそ30匹は、金額にすると5600円相当ですが警察への連絡や事情説明、さらに、盗まれた分のサンマを仕入れ直すなど時間や手間も取られたそうです。

 「飛梅」首都圏事業部・高橋忠昌本部長:「一番痛いのはやっぱり、お客さんに提供できなかったというのが大きい」

 そして、スタッフが聞き込みを行うと他の飲食店でも同じような被害が…。

 周辺の飲食店の人に話を伺ったところ、ビールの空き樽が盗まれるという被害があったということです。

 周辺にある居酒屋:「深夜から朝方にかけて、盗まれました」

 明け方、人がいない時間帯に「置き配」など「店外に置かれたもの」を狙い撃ちしているのでしょうか。

 周辺のカオマンガイ店:「怖いなとは思います。そういうの日本なのにあるんだなって感じですね」

 それでも、お店側としては「置き配」に頼らざるを得ない事情があるそうです。

 「飛梅」首都圏事業部・高橋忠昌本部長:「(Q.荷物を店に入れるため人員をあてるのは?)深夜ですからね」

 逮捕された伊能容疑者。サンマをおよそ30匹盗んだ、その目的は。

 伊能忠弘容疑者:「自分で食べるためだった。今年の春から、80件くらいやった」

 神田署では他にも4件の被害を確認し、調べを進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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