北海道はいよいよ本格的な雪シーズン 今季初の「暴風雪警報」(2022年11月30日)
今シーズン一番となる寒気の影響で広い範囲で気温が急降下した30日は各地で「師走並みの寒さ」となりました。今シーズン初の「暴風雪警報」が発表されている北海道では飛行機が一部欠航となるなど、市民生活にも影響が出ています。
午後3時半頃の北海道留萌市内では暴風雪警報が出されていて、少し取材しているだけで、横殴りの雪がスタッフの服にべったりへばり付きます。
来月1日から12月…。師走は、嵐のスタートです。
朝から吹雪いていたのは、稚内市。風だけでなく、気温もマイナス5.3℃、今シーズン一番の寒さです。
それでも子どもたちは手には雪玉を持って元気に登校していきます。
一方、大人は慎重です。市内ではすでに路面が凍結…。
市街地に降りてきたシカも寒そう…。この雪をもたらしたのは、冬将軍です。
今月30日は大陸から今シーズン一番の寒気がやってきています。来月1日はさらに寒気は南下し、北海道から山陰まですっぽり覆われます。
北日本では1日にかけ大雪となる恐れがあり、北国だけでなく、全国的にも気温が急降下、厳しい冬の始まりです。
北海道は観光スポットも雪化粧。大正時代の運河が残る小樽は今月30日朝、時間を追うごとに雪が強まり、わずか30分ほどで道路にも雪が積もりました。
札幌では、時計台やカニ本家なども真っ白です。
今シーズン初の積雪となった札幌。これは平年より18日遅い観測です。人々の頭の上にも雪が…。
北海道では雪の日、傘を差す人と、傘を差さずにいく人が分かれます。
傘を差す派:「(Q.雪でも傘を差すか?)これくらいだと(傘)差さないとびちょびちょになっちゃうので差します」
傘を差さない派:「(Q.傘は差さない?)そうですね、これくらいなら。ちょっと濡れるの嫌だなと思いますけど」
この寒気は、市民の生活にも影響を及ぼしています。雪の積もった駐機場を乗客が歩いて飛行機に乗っていきます。
道内の空港を結ぶ札幌市の丘珠空港では、除雪作業が急ピッチで進められ、融雪剤で飛行機に付いた雪を落としていきます。丘珠空港では、吹雪による視界不良で5便が欠航しました。
取材班が向かったのは、北海道の北、留萌市です。
ドライバー:「(Q.道が凍ってきましたか)ちょっと凍り気味です」
2時間走った後、車は凍ってシャーベット状になっています。
風も強く留萌は地吹雪に…。
留萌市は29日の正午は13.1℃でしたが、30日の正午は氷点下…。気温が10℃以上下がっています。
一部区間で、廃線が決まったJR留萌線を見に来た観光客は…。
埼玉県からの観光客:「寒って思いました」「(Q.ナンバープレートも)道中、雪が降っていたのでこんなになってしまった」
一方、地元の人は…。
男性:「暖かいでしょう」「(Q.マイナス2℃と表示されていたが)いえいえ全然、普通です」
さらに沿岸へ近付くとこんな現象が…。
波の花は、急に気温が下がり、風が強い日に見られる冬の風物詩です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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