豪シドニーで日本人設計の新美術館が完成 草間彌生さんの作品も展示｜TBS NEWS DIG
オーストラリア最大都市シドニーで、日本人が設計した大規模な美術館の新館がこのほど完成し、29日、メディアに公開されました。美術館には、日本を代表するアーティストの作品も展示されています。
シドニー市内にこのほど完成したこちらの建物。創立150年を迎えた州立美術館の隣、第二次大戦中の燃料貯蔵庫だったシドニー湾を望む広大な敷地に建てられました。
建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」受賞の日本人建築家ユニット「SANAA」が設計したこの美術館。来月3日のオープンを前に、日本から2人の建築家も駆けつけました。
「SANAA」建築家 西沢立衛さん
「（Q.設計の主要コンセプトは?）中と外の一体性とか、アートだけじゃなくて皆が集まる場所とか、メインはいろいろあります」
「SANAA」建築家 妹島和世さん
「来ていただけたら、いろんなところが自然に見えてくるので、自分で好きな場所が探せると思う」
記者
「シドニー湾に面したこちらの美術館には、日本を代表するアーティスト草間彌生さんの作品も展示されています」
美術館内には、この草間彌生さんの作品のほか、日本人作家の絵画なども展示されています。また、来年1月中旬からは、現地在住日本人ボランティアによる無料日本語ガイドツアーも行われる予定です。
日本語ツアーガイド ファーズ・みどりさん
「素晴らしいものがシドニーに誕生したということで、すごく誇らしく思っています」
“ウィズコロナ”政策に舵を切り、すでに様々な行動規制を撤廃しているオーストラリア。今後、多くの日本人観光客にこの美術館を訪れて欲しいと関係者は期待を寄せています。
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