【全文】秋篠宮さま 57歳の誕生日 記者会見で語られたこと|TBS NEWS DIG
秋篠宮さまが11月30日に57歳の誕生日を迎えられました。誕生日に先立ち、東京・赤坂御用地内の赤坂東邸で宮内記者会との記者会見に臨まれました。その質疑応答の全てを紹介いたします。
【秋篠宮皇嗣殿下誕生日記者会見全録】
(記者)殿下は昨年の記者会見で、皇室に対するバッシングや誹謗中傷ととれる報道などに対し、反論する場合の「基準作り」の必要性に言及されました。一方、宮内庁は来年度から情報発信強化のため、新しく人員を確保し、海外王室でも活用例のあるSNSを使うことも検討しています。皇室の情報発信についての殿下のお考えや、現在も一部で続くバッシングなどへの対応について、宮内庁と話し合っている事柄がありましたらお教えください。
(秋篠宮さま) 今、様々な情報が世の中に溢(あふ)れていると私は思います。皇室についてのいろいろな事柄もその中に含まれており、正確な情報もあればそうでない情報もあって非常に多様なものが流れていると思うのですね。そういう中にあって、やはり皇室の情報発信というものも、正確な情報を何て言いましょうかね、タイムリーに出していくということが必要であるとともに、どこにそういう、その最もきちんとしたと言うか、正確な情報がどこにあるのかということが分かることも大事なことだと思っています。
宮内庁がSNSなどを使って広報の強化をするという報道もありましたけれども、今、海外の多くの王室はWEBサイトとSNSを組み合わせて使っていると思います。どうでしょうね、こういう例えが適当かどうかは分かりませんけれども、ある意味その、WEBサイトには必要な情報の全てが書かれていて、それでSNSの方には短いけれども非常に大事な情報が出ている。そして、今、いろいろなことを知るために調べるときというのは、多くが恐らくスマホ、スマートフォンを使って調べる時代になっています。そうするとSNSにたどり着いて、そこである情報を知って、更に詳しく知りたい人は、本体であるWEBサイトの方を見る。何て言うか、惑星があって、惑星にたくさんの情報があって、そしてその周りにある衛星の方に、短いけれども非常に大事な情報が載っている。そういう関係性なのではないかなと思っています。私も詳しくは承知していませんけれども、そういう構図を恐らく宮内庁も考えているのではないかと思います。
そして、もう一つ話のあった、バッシング記事などについてでありますけれども、私は去年のこの場で、それについて何かもし反論をするのであれば、それについての基準を作る必要があるのではないかというお話をいたしました。その後に宮内庁の関係者とも話をしたりしました。意見としては、何らかの基準を満たした場合に反論する必要があるだろうと言う人もいれば、一切そういうことはしない方が良いだろうということを言う人もいました。実際に私もある記事をサンプルにして、その記事の中にどれくらい事実と異なることが書かれているかというのを自分でやってみました。というのは、事実か、事実誤認かというのは当事者でないと分からないことが多々あるからですね。そうすると、やはりかなりの労力を費やさないといけないことがよく分かりました。そのようなことから、基準を作って何かそれに対して意見を言うということはですね、なかなか難しいなと思っておりますし、これは引き続き検討していく課題なのかなと思っております。これで質問に答えていましたでしょうか。
(記者)天皇陛下の前立腺検査、上皇さまの右心不全、上皇后さまの深部静脈血栓症など、今年は皇室の方々の健康に関しても様々なことがありました。陛下のご体調についての受け止めや、上皇ご夫妻の赤坂御用地でのご様子と今のご体調についてお聞かせください。殿下ご自身の現在のご体調や健康に留意されていることがあれば合わせてお聞かせください。
(秋篠宮さま) 天皇陛下の前立腺のことというのは、最初は検査の数値、PSAだと思いますけれども、少し上がったということから、その後MRIの検査をされたということですね。それで、その時の発表にありましたが、肥大はあったけれども、懸念される所見はなかったということです。そして、ただやはり、念を入れるというか、いろいろと確認したいということが医師の側にもあるのでしょう、今後バイオプシーを受けられるということが発表されたと思います。私自身はですね、今まで発表されたことをそのとおりに受け止めております。
(記者)上皇上皇后両陛下の赤坂御用地での御様子と今の御体調についてお聞かせください。
(秋篠宮さま) この4月に高輪の方から赤坂の今の仙洞御所に移られました。赤坂の仙洞御所は長年にわたって住んでおられた場所になります。
今、私たちがいるこの場所と同じ敷地になることから、御散策などをされているときに、時折お見掛けすることがあります。そのようなときに長い時間ではないですけれども、ごく短い時間ではありますけれども、しばし、歩きながらお話をするということがあります。やはり、長い間お住まいだった場所ですので、とても懐かしそうにしておられます。
御体調に…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20221130-6054701)
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