“ロケットの残骸を中国が強奪”フィリピンが改めて主張(2022年11月23日)
南シナ海で見つかった中国のロケットとみられる残骸を巡り、フィリピン国防省は残骸の回収中に中国側が奪ったとする立場を改めて示しました。
フィリピン軍は20日、南シナ海上で中国のロケットの一部とみられる残骸を回収中、中国海警局の船が残骸を引っ張るケーブルを切断して奪ったと主張しています。
中国側は21日、「現場での妨害や強奪は存在しない」と否定しています。
これを受けてフィリピン国防省は22日、声明で「中国海警局の船に乱暴に奪われたという現地からの報告を支持する」とし、強奪されたとする立場を改めて示しました。
フィリピンのマルコス大統領は22日、この食い違いについて中国側に説明を求める考えを示しましたが、直接の非難は避けています。
マルコス大統領は来年1月に就任後、初の中国訪問を控えていて、南シナ海の領有権を巡る対立の激化を避けたい思惑もあるとみられます。
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