【イラン】濃縮度60％のウランの製造を開始 IAEA非難決議への対抗措置か

【イラン】濃縮度60％のウランの製造を開始 IAEA非難決議への対抗措置か

イランが中部の核関連施設で、濃縮度60％のウランの製造を開始したと発表しました。IAEA＝国際原子力機関がイランを非難する決議を採択したことへの対抗措置とみられます。

国営通信によりますと、イラン原子力庁は22日、中部フォルドゥの核関連施設で、濃縮度60％のウランの製造を開始したと発表しました。

核合意が定める上限3.67％を大きく上回り、核兵器の製造が可能となる90％に近づくことになります。

IAEAは先週、イランを非難し、核査察への協力を求める決議を採択していて、対抗措置とみられます。

イランは欧米諸国と核合意の立て直しに向けた協議を続けていますが、イギリス、フランス、ドイツは「世界的な核不拡散体制への挑戦だ」と非難していて、今後の協議に悪影響を及ぼすとみられます。
（2022年11月23日放送「ストレイトニュース」より）

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