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音楽の授業では“エアリコーダー”小学校のコロナ対策 校長「学校は緊急事態です」(2022年1月21日)
大阪市港区にある市立磯路小学校。在校生304人の「学び」を止めないために、あの手この手で新型コロナウイルスの感染対策を講じながら授業を続けています。
(記者リポート)
「こちらの教室では音楽の授業が行われています。リコーダーの練習は、実際に吹かずに指の動きだけ練習しています」
先生の傍らにはパソコン。対面とオンラインを織り交ぜた「ハイブリッド型」の授業です。画面の向こうには、家族に濃厚接触者がいるなどの理由で登校できない児童が4人います。
(音符を読む先生)
「レーソー、ラレラシシシ、シドソシーラソー、ラシシラソ…」
メロディーに合わせて指の動きだけを練習する“エアリコーダー”です。少しでも飛沫を飛ばさないようにするための苦肉の策なのですが…。
(先生)「今どこやってるかわかってる?」
(児童)「わからん」
(先生)「やっぱり吹かへんかったらわかりにくいわな。それは思う、先生も」
1月17日に市の教育委員会から各学校に配布された通知では、合唱や調理実習などを「感染リスクが高い教育活動」としたうえで、実施しないよう求めています。磯路小学校では、マスクを外して行うリコーダーの演奏は「感染リスクが高い」と自主的に判断し、指だけの練習に切り替えました。
(磯路小学校 金田明莉先生)
「めちゃくちゃやりにくいです。正直やりにくい。本来なら保障されるはずの子どもたちの学習機会が失われていってしまっているのが困るなと」
音楽の次は体育です。児童たちはグラウンドへと移動します。その後を追ってグラウンドに向かう先生の手には、やはりパソコンがありました。休憩や移動の間、自宅にいる児童たちが「置いてけぼりにならないように」と、先生が常にパソコンを持ち歩いているのです。
(磯路小学校 中辻貴之先生)
「(Q肌身離さず持っている?)そうですね、基本的には。対面とオンラインのハイブリッドになったりとかは、ある程度想定できていたことなので仕方ないというか、現状それでやっていくしかないので」
マスクを着けたままの運動にオンライン授業。校長は「悔しさ」をにじませます。
(磯路小学校 糸井利則校長)
「学校は緊急事態です。当たり前の学校生活が2年間できていないのは、本当に大きいですね」
そんな中、1月21日に大阪市の松井一郎市長は、自宅で子どもの世話ができる家庭について、保育園などへの登園を1月24日から3週間程度控えるようお願いしたいと話しました。教育現場の緊張と混乱はしばらく続きそうです。
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