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北京五輪まで2週間 北京でコロナ感染者増加 開催地厳戒
北京オリンピックまできょうであと2週間。オリンピックの専用レーンがきょうから開通するなど準備が進む一方、やはり課題はコロナ対策です。
記者
「きょうからこちらの車線には、オリンピック関係の車しか通れなくなっているということです」
北京市内では、きょう午前からオリンピック専用レーンが開通。3月のパラリンピック大会が終わるまで、関係する車両のみが通行できるということです。また、大会組織委員会は来月2日から4日までの予定で行われる聖火リレーの具体的な計画を発表しました。
北京冬季五輪 大会組織委担当者
「聖火リレーにはロボットや自動運転などの技術を活用するので、どうぞ楽しみにしていてください」
ロボット同士が水中で聖火の受け渡しをするという史上初となる試みも行われるということです。聖火リレーのランナーはおよそ1200人で、オリンピック公園だけでなく世界遺産の万里の長城や頤和園なども通過する予定だということです。
着々と準備は進められていますが・・・。
住民
「現場はすごく混乱している。団地の住民が全員出てきた」
きょう未明、北京の団地の中で集まる人々。コロナの感染者が出たため、団地の住民全員へのPCR検査が行われ、封鎖措置が取られています。きのう確認されたコロナの新規感染者は中国本土全体では73人と減少傾向にあります。しかし、開催地の北京できのうも5人の症状のある感染者が確認されるなど、徐々に市内でも感染者が増えつつあるのです。
北京に隣接する河北省でも村が封鎖。理由は“村民が新型コロナウイルスの付着が確認された輸入品に接触したため”でした。北京市当局が17日、「カナダからの郵便物が原因で感染者が出た可能性がある」と主張、中国側は国際郵便に神経を尖らせているのです。
また、陝西省西安ではおよそ1か月、ロックダウンが続いています。
看護師
「あなたの体温は36.5度です。全く問題ありません!」
こちらは、隔離措置を受けている4歳の男の子。一緒に住んでいた両親らの感染が確認され、たった1人で隔離されることになり、防護服を着た看護師が面倒をみているといいます。
オリンピック開幕まで2週間。足もとの開催地でコロナの感染をどこまで抑えられるのか。大会の成功を国威発揚につなげたい中国としては、国の威信をかけて今後も厳しい措置が取られそうです。(21日15:44)
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