なぜ?“穴場の紅葉”楽しむ外国人 「大観光地」あえて行かない 「現実離れ」に感動【もっと知りたい!】(2022年11月21日)
東京の紅葉も、もう終盤戦。紅葉にみせられた外国人は“穴場”の観光地にも足を運んでいます。日本人にはなじみが深い場所でも、外国人には格別の紅葉スポットになっています。
■「大観光地」あえて行かない
紅葉がピークを迎え、全国各地の名所には、晩秋の紅葉散策を楽しむ人たちが訪れました。
19日から夜のライトアップが始まった神奈川県丹沢山地の大山には、外国人の姿もありました。
アメリカ 観光客:「この季節は、色がとても鮮やかで、こんな景色を見たことがありません。なんか現実離れしていて、美しいです」
スペイン 観光客:「特に、赤い色のが好きですね。トーンの違いも良いです。桜よりも、きれいだと思います」「(Q.日本ならではと思う?自国でも見られますか?)多分、ないと思います。このような景色を見たことはありません。秋の景色はありますが、こんな色鮮やかなのはないですね」
都心からおよそ90分。中腹までケーブルカーで行けることから、家族連れでもピクニック気分を気軽に楽しめる大山。近くには、大観光地の箱根があるなか、外国人はなぜ、この穴場を選んだのでしょうか?
スペイン 観光客:「毎週末、ハイキングに行きますし、日本百名山のうち42カ所を回りました。来週、もう一つ登って、43になります」
日本百名山制覇を目指す男性。今回、丹沢山地で紅葉に染まる大山を選んだといいます。
スペイン 観光客:「登るのが比較的容易で、紅葉では有名なので。ただ、これだけ人がいるとは、思いませんでした」
■きっかけは“駅のポスター”
インド人の女性3人組。大山を訪れたきっかけは、駅に貼られていたポスターを見て大山を知り、観光に来たといいます。
インド 観光客:「イルミネーションと紅葉を楽しみに来ました。どの駅でも、この大山とイルミネーションのポスターを見掛けたので。実際に、見てみたいと思ったのです」
インド 観光客:「日本の秋は素晴らしいです。インドでは、このような季節はありません。私たちにとっては、新鮮で美しいです」
インド 観光客:「とても美しく色鮮やかです。インドでも秋景色が見られるところはありますが、とても限られています」
彼女たちは、スマートフォンで鮮やかな紅葉の写真を収めていました。そして、初めて神社を参拝。この時、日本とインドの文化の違いを感じたそうです。
インド 観光客:「落ち着いて一列に並んで待って、順番が来たらお祈りをするので、非常に規律を重んじていますね」
彼女たちは、神様に何をお願いしたのでしょうか?
インド 観光客:「家族の健康、そして幸せを願いました」
インド 観光客:「私も同じです」
■なぜ?“穴場”楽しむ外国人
こちらも、外国人にとっては穴場のスポット・埼玉県の長瀞町です。
駅近くの商店を歩いていくと、そこには渓谷がありました。この時期は紅葉のなか、渓流での川下りが楽しめます。
渓流近くの公園では、楽しそうに写真を撮る女性3人組の姿がありました。
女性3人組:「(Q.どちらの出身ですか?)ブラジルです」
少し足を延ばせば、日光の紅葉が見ることができるにもかかわらず、あえて長瀞にやってきた理由は…。
ブラジル 観光客:「近いし、きれいだし、なんかあんまり人いないし。人いない所で、いっぱい写真取れるね。きれいな写真撮れる。すごくきれい。思ったよりも、きれいだった」
そして、こちらのベトナム人一家は、次のように話します。
ベトナム 観光客:「(Q.家族で来る魅力を教えて下さい?)(大きい観光地だと)広いと超大変。子どもいるから。育ててたら、ちょっと大変。移動時間が短いほうが良い。それで、こっちに来ました」
小さい子どもがいると、名所が点在する観光地では移動が大変なため、観光スポットが凝縮されている長瀞にしたそうです。
そして、長瀞の夜は雰囲気が一変します。
ライトアップされ、昼とはまた違った姿を多くの人が楽しんでいました。
長瀞町観光協会 田島茂行事務局長:「日光とか箱根、鎌倉というのは世界的に有名な観光地ですが、長瀞に関してはまだまだ、外国の方には穴場なのかもしれませんし。在住の方も含めて、長瀞に来て頂いて、SNS等で祖国にPRして頂くのは、とってもウェルカムで、ぜひやって頂きたいなと思います」
(「グッド!モーニング」2022年11月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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