【あんこブーム】若者にも人気!“SNS映え”する商品続々
日本の伝統的な甘味「あんこ」。SNSで“映えるスイーツ”などが続々販売され、若い世代のファンが増えているといいます。この“あんこブーム”で町おこしをする取り組みも行われています。
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コーヒーチェーン「スターバックス」で、“あるメニュー”が話題となりました。
スターバックスコーヒージャパン・フード商品開発担当 木山康司さん
「スターバックスの『あんバターサンド』です」
パンからはみ出たバターと、ぎっしりとあんこが詰まった「あんバターサンド(300円)」です。記者が食べてみると…「あんこの優しい甘みにバターの塩味がアクセントになっている」といいます。
去年5月、期間限定メニューとして販売されましたが、予想を超える売れ行きとなり、通常メニューへ仲間入りを果たしたのです。
スターバックスコーヒージャパン・フード商品開発担当 木山康司さん
「この『あんバターサンド』に限っては、好評の声が多かったので、定番化に踏み切りました」
人気の秘密は、この「あんこ」。こしあんと粒あんをブレンドすることで、コーヒーとの相性が増したということです。
スターバックスコーヒージャパン・フード商品開発担当 木山康司さん
「幅広いお客さまに楽しんでいただけるように、コーヒーとあんこの相性で、あんこを採用しました」
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今、この「あんこ」が若い人からも注目されているといいます。
普及活動などを行う「日本あんこ協会」のにしいあんこ会長は、「和菓子屋さんとか、あんこ屋さんは、世代交代の時期に入っています。若い当主が出てきているんですね。これまでの地味なあんこのイメージを覆すような、カラフルでパステルカラー調のあんこスイーツが出てきていますね」と話します。
江戸時代から続く老舗和菓子店「会津長門屋」からは、中身が透き通った「Fly Me to The Moon羊羹ファンタジア」という、なんとも“映える”ようかんが登場し、300年以上の歴史を持つ老舗では、“飲めるほどにやわらかい”とうたった大福「It Wokashi」などを販売する新ブランドを展開。SNSに投稿したくなるような新しいあんこスイーツが、若者からも受けているということです。
日本あんこ協会 にしいあんこ会長
「若い方々が生活される圏内で和菓子屋さん以外に、あんこと出会えるタイミング、場所が出てきている」
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広がる”あんこブーム”を町おこしに活用する自治体もありました。岡山県倉敷市などが先月始めたのは、その名も「備中あんたび」です。
倉敷市観光課 猪股麻子さん
「備中地域のあんこスイーツをめぐる『備中あんたび』というスタンプラリーを開催することにしました」
岡山県西部の備中地域は、北海道、丹波と並ぶ、小豆の日本三大産地でもあります。新型コロナウイルスで打撃を受けた事業者を応援しようと、倉敷市を含む9つの市や町で、27種類のあんこスイーツをスタンプラリー形式でめぐるイベントを初めて開催しました。
イベントには1184年創業の老舗「藤戸饅頭」が作るあんこ菓子の定番「藤戸まんぢゅう(1個76円)」や、「彩の里 花みづき」が作る、フルーツサンドにあんこを挟んだ「フルーツあんサンド(378円)」などが登場。イベントに合わせて新しく商品を開発した店も参加しています。
「あんたび」の反響について聞いてみると…。
彩の里 花みづき 藤井俊彦さん
「(日によって)来店されるお客さまの半分くらいが『あんたび』だったりとか、『売り切れてはいけないので、とっといてください』というお電話いただくことが多くなっています」
取材中にもお客さんが来店し、「2人で来たんですけど、2つハンコ押してもらってもいいですか?」と、「備中あんたび」のスタンプを押してもらっていました。
スタンプを集めることで、あんこや地酒などが当たる抽選に応募できます。客は県外からも訪れていて、イベント開始前と比べて2~3割増えているということです。
彩の里 花みづき 藤井俊彦さん
「すごくよかったと思います。また第2弾、第3弾があったら参加したいなと思うような企画」
盛り上がりを見せる「備中あんたび」。イベントは来月4日まで開催されています。
(2022年11月18日放送「news every.」より)
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