王将社長射殺事件『歩容認証』歩き方で「同一人物で矛盾ない」状況証拠積み上げ起訴へ(2022年11月18日)
「餃子の王将」の運営会社の社長が射殺された事件で、京都地検は11月18日、工藤会系幹部の男を起訴する方針です。「歩く姿」を識別する鑑定など状況証拠から犯行を立証できると判断したとみられます。
特定危険指定暴力団「工藤会」系幹部の田中幸雄容疑者(56)は、2013年に「王将フードサービス」の社長だった大東隆行さん(当時72)を射殺したなどの疑いで、今年10月に逮捕されました。
事件前日、大東さんの自宅周辺の防犯カメラに田中容疑者とみられる人物が映っていて、この映像と田中容疑者の別の映像を「歩容認証」という鑑定技術で比較したところ、歩き方などから「同一人物で矛盾はない」との結果を得たということです。
京都地検はほかにも、たばこの吸い殻から検出されたDNA型の一致など、状況証拠を積み上げて起訴する方針です。
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