ポーランドは参加許可する姿勢見せるがアメリカは…ウクライナ“調査参加”(2022年11月17日)
ウクライナと国境を接するポーランドに着弾したミサイルについて、ゼレンスキー大統領は、現時点で得ている情報では「我々のミサイルではない」と話したうえで、ウクライナ側も立ち会った調査の実施を求めました。
着弾現場付近では、新たな破片が落ちていないか軍人たちが捜索をしています。証拠の捜索は、着弾地点から数百メートルを封鎖して行われています。すべのミサイルにはシリアルナンバーが刻印されており、もし、それが残骸から見つかれば、ミサイルがロシアのものか、ウクライナのものか、はっきりすることになります。
現時点で確定できる材料はありません。
ゼレンスキー大統領のこの発言も、“現時点”ということを前提にしたものです。
ウクライナ・ゼレンスキ―大統領:「『我々のミサイルではない』との報告に疑いはない。彼らは共に戦ってきた仲間であり、疑う余地がない」
そして、こう強調しました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「ウクライナも現場に行くべきだ、その権利は我々にある。調査が終わるまで、最終的な結論を言うべきではない。それは公正だ。私たちは公平でありたい。発見された破片が我々の対空システムの一部だというなら、その証拠を見たい。もし、その残骸で犠牲者が出たなら、私たちは謝らなければならない」
自分たちも参加するフェアな調査を行い、もし自分たちに非があれば謝罪をすると言明しました。
これに対するポーランド側の反応です。
ポーランド安全保障局・シェフィエラ長官:「ドゥダ大統領は、ウクライナの調査参加に異論はないと考えているが、そのためには手続きを遵守し、加盟国に従わなければならない」
ドゥダ大統領がウクライナの参加を許可する姿勢を見せているというのは大きな前進です。あとは、調査に協力しているアメリカが了承すれば、参加が可能になるとみられます。
アメリカ・バイデン大統領:「(Q.ゼレンスキー大統領はポーランドに着弾したミサイルは”ウクライナのものではない”と発言したが)今ある証拠は、そう言ってない」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
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