【混乱】京成線・回送電車が“脱線” 運転見合わせ続く 原因は運転士の“操作ミス”か
17日午前、東京・葛飾区で京成線の回送電車が脱線しました。原因は運転士の操作ミスとみられています。
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17日正午過ぎ、東京・葛飾区の京成高砂駅。駅員が対応に追われていました。
ホーム上には、乗客の姿も出発する気配もない車両が止まっていました。
駅利用者
「どうしましょうかね…。いつごろ、この電車が動き出すかによるけど」
駅利用者
「午後出社しようとしてたんですけど。もう動けないですね」
途方に暮れる人たち。その後、改札の中から人の姿はなくなりました。
午前10時20分ごろ、京成線で脱線が起きました。
京成電鉄によりますと、8両編成の回送電車が車庫に入ろうとしたところ、一部の車両が線路から外れてしまったというのです。
最後尾の車両が、複数の線路をふさぐようにはみ出していました。
近隣住民
「ドスーンって大きな音がして、同時に大きく揺れたんです。地震かなと思ったくらいです」
脱線後、隣の線路を走る電車から撮影された映像には、窓のすぐ近くすれすれのところに車両が止まっている様子が映っていました。
この脱線によるケガ人はいませんでしたが、ダイヤには大きな影響が出ました。発生からおよそ7時間半がたった午後6時の時点でも、京成線の一部区間は運転見合わせになっています。
さらに、成田空港と上野を結ぶスカイライナーもストップしています。
その上野では、キャリーバッグを手にした多くの人が“足止め”状態になっていました。
韓国からの旅行客
「今、成田空港まで行こうと思ったけど、止まっているというので。余裕はないですね」
アメリカに向かう人
「こんなこと初めてですよね。これ(キャリーバッグ)もって駅の方にいって、どこに乗ったらいいのかわからないけど」
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多くの利用者に影響を及ぼした車両の脱線は、なぜ起きたのでしょうか。
国土交通省によりますと、運転士は会社の聞き取りに、「本来向かう車庫の番線とは違う番線に進入してしまい、バックしたところ脱線した」と説明。また、京成電鉄は、運転士が内規に違反して、反対側の運転席に移動せず、そのまま電車をバックさせポイントを通過させていたと説明しました。
脱線現場では夕方、ジャッキを使い車両を線路に戻す作業が進められていました。
京成電鉄は復旧のメドについて午後7時以降になる見通しとしています。
(2022年11月17日放送「news every.」より)
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