酒提供する?“選択制”で飲食店に困惑広がる 従業員を守るため通常営業続ける店も(2022年1月20日)
新型コロナウイルスの東京の新規陽性者は20日も過去最多を更新し、始めて8000人を超えました。1週間後には1万8000人を超えるとの予測も示されています。
東京都・小池百合子知事:「次のどちらかを選択できることとします。これは店が選ぶ」
営業時間を店が選べるという新制度。午後9時までにするか午後8時までにするか、その問題です。
コンピュータがはじき出した数字をにらみながら悩みに悩んでいるのは東京・銀座にある飲食店の経営者。
酒類を提供して一日2万5000円からの協力金をもらうか、酒類は提供せずに一日3万円からの協力金をもらうか。どちらを選ぶべきなのか、シミュレーションを繰り返します。
銀座神籬・齋藤雅実副店長:「まだ確定では・・・色々ちょっと考えないといけないことがまだある」
一方、すでに答えを出したという店。
MURA・今井明穂さん:「“午後9時まで営業”を選択しました」
そちらを選ぶ理由は・・・。
MURA・今井明穂さん:「通常営業に近い形で、できるだけ営業ができる範囲内でやっていきたい」
他にも、こんな選択肢があります。
肉汁水餃子餃包六本木交差点・曾茂店長:「今回は通常営業を続けるつもりでいます」
午後9時でもなく、午後8時でもなく「通常営業」という選択肢。
肉汁水餃子餃包六本木交差点・曾茂店長:「協力金だけ頂いて自粛しても、なかなかこちらとしては経営的に難しい」
問題は売り上げの減少だけではありません。
肉汁水餃子餃包六本木交差点・曾茂店長:「働いているスタッフさんたちも仕事ができなくなる。いつ休業するかおびえながらやってもらうのも本当に申し訳ない気持ち」
人材確保にも影を落とす時短営業。
MURA・今井明穂さん:「(コロナ禍で)6人ぐらいは辞めてますね」
帝国データバンクによりますと、飲食店にとっては依然、厳しい状況。
帝国データバンク情報統括部・上西伴浩部長:「店を開けていきたいが、人が確保できず経営できず倒産も実際に出ている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く