ロシアが“ヘルソン撤退”もインフラ破壊…米ロが国際会議で“非難の応酬”(2022年11月14日)
ロシア軍が撤退したウクライナ南部のヘルソン市。凱旋したウクライナ軍の兵士が、歓喜する市民に迎え入れられました。
■ミコライウ・住宅地にミサイル攻撃…6人死亡
ヘルソン市民:「ずっと、あなたたちを待っていました」
ウクライナ軍:「もう大丈夫です。すべて復旧して元通りになります」
ウクライナ軍は11日、ヘルソン州のドニプロ川西岸地域をロシア軍から奪還したとみられます。
しかし、ヘルソン解放と同じ日、西隣にあるミコライウの住宅地では、ミサイル攻撃で6人が死亡しました。
住民:「きょう誕生日だったのに」「私の子です。どうか助けて下さい」「ウクライナ軍が有利になると、ロシア軍はいつも民間人を攻撃する。ウクライナ軍に反撃できないから、民間人を苦しめている」
■「カホフカ水力発電所」ダム一部が“爆発”
そんななか、ロシア政府系メディアが公開した映像ではこの後、画面が真っ白になり、橋が爆発、炎上しています。
ヘルソン州にある「カホフカ水力発電所」のダムの一部が爆発した瞬間だとしています。
カホフカ水力発電所は、ヘルソン州のドニプロ川沿いにあります。
防衛省 防衛研究所・高橋杉雄氏:「ロシアが撤退するにあたって、橋の部分を爆破したと思う。道路をウクライナ軍が通って、ロシア軍を追撃するのを阻止するのが目的。ウクライナとしては、ドニプロ川を渡るのが非常に難しくなったので。川を挟んで砲撃という形での膠着(こうちゃく)状態が続くのではないか」
■米ロ 国際会議で“非難の応酬”
13日、東アジア首脳会議に出席したアメリカのバイデン大統領はロシアを強く非難しました。
バイデン大統領:「残酷で不当な戦争だ」
これに対し、ロシアのラブロフ外相が反発しました。
ラブロフ外相:「まったく容認できない言葉があった」
米ロが一層、対立を深める結果となりました。
(「グッド!モーニング」2022年11月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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