“まん延防止”に温度差 奈良知事「古いスキームで・・・」(2022年1月20日)
感染の急拡大で懸念されるのが、保健所業務の逼迫(ひっぱく)です。
■東京7377人感染・・・職場混乱
自治体の中には、保健所による濃厚接触者の調査を縮小し、企業などに、独自に濃厚接触者の特定を実施するよう求めるところもあります。
しかし、企業ごとの独自の新型コロナ対応に、困惑の声が上がっています。
ホテルの清掃スタッフ:「職場で、コロナ感染者が出たということなんですけれども、その方と私は40分程度、同じ部屋で、換気もされていないような状態で過ごしてしまった」
ホテルの清掃スタッフとして働いている女性。清掃を行った部屋の宿泊客が感染していたことを18日、会社から伝えられました。
ホテルの清掃スタッフ:「会社側からはもう、PCR検査の必要もないと言われてしまった。自分自身で心配であれば、勝手に行ってくれって感じ。コロナに対する認識とか、恐怖心だったりとか、ちょっと薄れてきているのかなとか思っちゃいますね」
■コロナ慣れ?「指示ない」
街で話を聞いても、企業による対策の温度感の差が、浮き彫りになりました。
建設業(20代):「あんまり会社から、こうしろとか指示みたいなのは、来てはいないですね。良い意味でも悪い意味でも、あんまり考えてないって言ったらあれですけど。でも、対策はしてるし」
メーカー勤務(50代):「奥さんの会社は、できるだけ車がある人は、車で通勤しなさいと。ガソリン代は経費で出るらしいですよ」
■“まん延防止”で温度差
政府分科会の尾身茂会長は、メリハリの付いた対策が必要だと強調します。
政府分科会・尾身茂会長:「一言でいえば、“人流抑制”ではなく“人数制限”が一つのキーワードになる」
一方、自治体ごとの“対応の違い”も明らかになってきています。
東京都・小池百合子知事:「東京都は、都内全域を対象区域として『まん延防止等重点措置』の実施を致します」
奈良県・荒井正吾知事:「(まん延防止等重点措置の)要請をする考えは、今のところございません。古いスキームで、国も担当も県も動いておられるように思う。宣言とかいう言葉で、コロナは抑えられない」
(「グッド!モーニング」2022年1月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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